ヤマハ・テック3のヨハン・ザルコが、2019年にKTMに移籍することが決定した。KTMのファクトリーチーム、レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングは3日(木)、フランス人ライダー、ヨハン・ザルコ(27歳)との間で、19年から2年間の契約に関して合意したことを発表した。
ヨハン・ザルコは、2007年にレッドブル・ルーキーズ・カップの初代王者に輝き、15年から中量級を2連覇した後、最高峰クラス1年目に総合5位に進出して新人王を獲得。今シーズンもラインキング5位につけており、来季のライダー市場の中心的存在となっていた。KTMのスポーティングディレクター、ピット・バイラーは「ヨハンとは彼がレッドブル・ルーキーズ・カップに参戦して当時から常に良好な関係があり、中量級に参戦した時には、WP(KTM傘下のサスペンションメーカー)を通じたMoto2プロジェクトを支援しました。彼は元所属チームのチームマネージャーであるアキ・アジョと良好な関係があり、我々も彼のパーソナルマネージャーと良好な関係があります。この合意はグループの努力の賜物です」とコメント。「我々はウイニングバイクを造り上げるための能力があると信じなければいけません。ヨハンは目に見えないその信頼を感じてくれました。彼が自分のレベルを継続できるために、我々は十分な強さを発揮できるパッケージを提供するという責任感があります。それが我々の目標です」「我々は、このカテゴリーにおいて前進を果たしたいです。それは明白であり、最初の2年間はプロジェクトを構築し、全てが機能しています。可能な限りのベストライダーを起用することは当然であり、ヨハンはサテライトマシンでファクトリーライダーたちに競り勝ち、安定して1列目に進出しています。これは強い精神面を持ったストロングなファイターであることを意味します。ヨハンのようなライダーと共に、次のレベルに到達すると確信します」レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングは、2日に初参戦の2017年から起用するポル・エスパルガロとの間で、2年間の契約更新に関して合意したことを発表。2019年と2020年のチーム体制が決定した。
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