MotoGP 第8戦オランダGPの予選は、終日、青空が広がった。そのため、金曜日より気温が7℃上昇して30℃へ、路面温度も43℃から49℃まで上り、厳しい条件の中で行われた。その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP3で総合3番手につけてダイレクトでのQ2進出を果たし、Q2では4番手タイムをマークした。
2回目のアタックでマルケスは、転倒寸前のスライドを経験した。その後もなかなかクリアラップが取れず、1回目のベストを更新できなかった。こうして今季初めてフロントローを逃すことになったたマルケスだが、FP3、FP4 とタイヤテストに集中、決勝に向けて準備を進めた。FP3ではフロントにハード、リアにミディアムを組み合わせ、1分33秒台から34秒台で連続周回をこなしまた。そして、決勝レースとほぼ同じ時間帯で行われるFP4では、フロントにミディアム、リアにハードを装着して1分33秒台前半でラップをこなし、大会2連覇と今季5勝目を期待させる仕上がりとなった。初日のフリー走行で10番手だったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は6番グリッドを獲得した。FP3では総合9番手。予選では6番手へとポジションを上げたが、内容的には満足がいかず、決勝レースが厳しい戦いになることを予想した。昨年の大会も終盤まで6台前後が優勝を争うし烈な戦いとなり、クラッチローは6位でフィニッシュしている。クラッチローは決勝日のウォームアップで最後の調整を行い、今季2度目の表彰台獲得に挑む。初日のフリー走行で16番手と出遅れた中上貴晶(LCR Honda Idemitsu)は、セットアップの変更で1秒以上のタイム短縮を果たした。フリー走行では総合6番手にポジションを上げてQ2進出を決め、予選では8番グリッドを獲得。最後のアタックでマークしたタイムがキャンセルされなければベストグリッドとなる6番手だっただけに、悔しい結果だった。決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、第5戦イタリアGPで獲得したベストリザルトの5位以上を目指す。マルク・マルケス(MotoGP 4番手)「レースペースには満足しています。いつもよりもライバルが多く、厳しい予選になることはわかっていました。午前中は少し不安定なコンディションでしたが、気温が上がった午後のセッションは、いいタイムを出すことができました。明日のレースは接近戦になると思います。いいペースがあるライダーが、4、5人います。このサーキットはいつも苦戦するところですが、相性がよくないムジェロで2位になり、モンメロでは優勝しているので、いい結果を残せる可能性はあると思います」カル・クラッチロー(MotoGP 6番手)「予選では6番手を獲得できましたが、それほど良い内容ではありません。誰も2回目のアタックで僕をパスするペースがなかっただけのことです。現実的にはおそらく10番目の速さだと思います。昨年は一時は10人のライダーの戦いになりました。大接戦になると思うので、明日のウォームアップでセットアップを前進できるようにがんばらなければなりません。いつものように、できることはすべてやりましたが、今日はあまりマシンのフィーリングがよくなく、タイムが落ちていることは確かなので、その改善に取り組みました。ベストを尽くしました。なんとか2列目を獲得できてうれしいです」中上貴晶(MotoGP 8番手)「昨日からセットアップをかなり変更して、タイムを1秒以上も短縮、ポジションも大きく上げることができました。Q2では、これまでのベストグリッドとなる6番手タイムをマークしたのですが、最終シケインでコースをはみ出したという判定で、6番手タイムがキャンセルされ8番手に降格となりました。予選で2列目に並ぶことがこの数戦の目標だったので、とても残念です。自分としては、はみ出していないと思ったので、チームから抗議してもらいましたが覆りませんでした。8番手だったとしても、昨日から大きく前進することができたので、決勝では全力を尽くします。昨日から今日にかけて、セットアップは大きく改善されましたが、ハンドリングの重さはそれほど改善されていないので明日は体力的に厳しいレースになると思います。タイヤは、前後ミディアムを予定しています。今日のように暑くなればフロントにハードを選ぶかも知れません。明日のウォームアップで最後の調整をしっかりして決勝ではベストリザルトを目指します」
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