2022年 MotoGP 最終戦バレンシアGPの決勝レースが11月6日(日)にサーキット・リカルド・トルモで行われ、8番グリッドのフランチェスコ・バニャイアが他車との接触で右側のエアロボディが破損し、バランスを崩しながらの走行となったが14.441秒差の9位。プレミアクラス4年目でチャンピオンに輝き、キャリア2度目のタイトルを獲得。同時に、ドゥカティが2007年以来15年ぶりに2度目のライダー部門を制し、チャンピオンシップ史上初となる7冠を達成した。
スズキがラストレースで優勝気温27度、路面温度32度のドライコンディションの中、5番グリッドのアレックス・リンスはホールショットを決めてレースの主導権を握り、第18戦オーストラリアGPに続き今季2勝目、プレミアクラスで5勝目を挙げ、12番グリッドのジョアン・ミルは7.735秒差の6位でフィニッシュ。チャンピオンシップから撤退するスズキがラストレースで有終の美を飾った。ブラッド・ビンダー&KTM表彰台7番グリッドのブラッド・ビンダーは0.396秒差の2位。開幕戦カタールGP、第16戦日本GPに続き、今季のベストリザルトを獲得すれば、14番グリッドのミゲール・オリベイラは7.122秒差の5位。22番グリッドのラウール・フェルナンデェスは12位、20番グリッドのレミー・ガードナーは13位。KTMの全4台が第9戦カタルーニャGP、第10戦ドイツGPに続きポイント圏内に進出。ホルヘ・マルティン表彰台獲得ポールポジションのホルヘ・マルティンは1.059秒差の3位。4戦ぶり4度目の表彰台を獲得すれば、11番グリッドのルカ・マリーニは7位。13番グリッドのエネア・バスティアニーニは8位。18番グリッドのマルコ・ベツェッキは11位。19番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは15位。3番グリッドのジャック・ミラーは、4番手走行中の23ラップ目11コーナーで週末2度目、今季14度目の転倒。9番グリッドのヨハン・ザルコは、11番手走行中の16ラップ目に今季17度目の転倒。ファビオ・クアルタラロ4位4番グリッドのファビオ・クアルタラロは1.911秒差の4位。16番グリッドのフランコ・モルビデリは10位。17番グリッドのカル・クラッチローは7ラップ目、23番グリッドのダーリン・ビンダーは5ラップ目に転倒。レプソル・ホンダの両雄転倒2番グリッドのマルク・マルケスは、4番手走行中の10ラップ目8コーナーで週末3度目、今季18度目の転倒。21番グリッドのポル・エスパルガロは5ラップ目に転倒。15番グリッドのアレックス・マルケスは転倒に17位完走。フリー走行3の低速走行で他車の走行に影響を与えたことからグリッドポジションが3つ降格となり、24番グリッドからスタートした中上貴晶は、負傷からの復帰戦で26.610秒差の14位。アプリリア2台がリタイア6番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは16ラップ目、10番グリッドのアレイシ・エスパルガロは4ラップ目にリタイア。チャンピオンシップポイントリーダーのフランチェスコ・バニャイアは7ポイントを加算。91ポイント差を逆転してタイトル獲得に成功すれば、総合2位はファビオ・クアルタラロ、総合3位はエネア・バスティアニーニ。オフィシャルテストプレミアクラスは当地に延滞。2日後の8日に、チャンピオンシップ75年目の来季2023年シーズンに向けて本格的な準備を始める。
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