2022年 MotoGP 第5戦ポルトガルGPの決勝レースが4月24日(日)にアルガルヴェ・サーキットで行われ、ファビオ・クアルタラロが今季初勝利を挙げた。気温18度、路面温度26度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で最速ペースを刻んで1番手に進出していた5番グリッドのファビオ・クアルタラロがスタートで2番手に飛び出すと、4ラップ目にはトップに飛び出し、タイトルを獲得した昨シーズンを再現する快走を見せて今シーズン初優勝。プレミアクラス9勝目、キャリア通算10勝目。今季初めてヤマハが優勝を挙げた。
ドゥカティ開幕から5戦連続表彰台ポールポジションのヨハン・ザルコは5.409秒差の2位。今季の最高位、プレミアクラスでのベストリザルトタイを獲得。24番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、1ラップ目21番手、8ラップ目15番手、11ラップ目12番手、19ラップ目9番手、最終ラップに1人を抜いて16.511秒差の8位まで挽回。8番グリッドのルカ・マリーニは29.249秒差の12位。6番グリッドのマルコ・ベツェッキはスタートで15番手、4ラップ目には19番手まで後退したが46.052秒差の15位。13番グリッドのホルヘ・マルティンは、11番手走行中の5ラップ目に今季4度目の転倒。15番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、16番手を走行中の22ラップ目にリタイア。18番グリッドのエネア・バスティアニーニは、10番手走行中の10ラップ目8コーナーで週末2度目、今季4度目の転倒。ジャック・ミラーとジョアン・ミル2番グリッドのジョアン・ミルは、ホールショットを決めて3ラップ目までレースをリードし、4ラップ目から2番手を走行。4番グリッドのジャック・ミラーは、3番手に浮上しようとした19ラップ目の1コーナーで週末2度目、今季3度目の転倒。アウト側に位置していたミルを巻き込み、2人が転倒リタイア。スタートで13人抜き23番グリッドのアレックス・リンスは、スタートで10番手まで挽回すると、4ラップ目8番手、8ラップ目6番手、19ラップ目には4番手まで浮上し、9.633秒差の4位フィニッシュ。コンセッション剥奪まで1ポイント3番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、6.068秒差の3位。キャリア初優勝を挙げた第3戦アルゼンチンGPに続く、2度目の表彰台を獲得し、アプリリアのコンセッションポイントが累積で5に到達。14番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは18.063秒差の10位。2戦連続の10位、3戦連続のトップ10入りを果たせば、今季最初のワイルドカードとなった21番グリッドのロレンソォ・サバドーリは18番手走行中の最終ラップ目に週末2度目の転倒。アンドレア・ドビツィオーソが再加入後の最高位16番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは29.029秒差の11位。ヤマハに再加入してからのベストリザルトに進出すれば、19番グリッドのフランコ・モルビデリは33.354秒差の13位。22番グリッドのダーリン・ビンダーは50.303秒差の17位に入り、開幕から5戦連続の完走。ホンダ勢3台がシングルフィニッシュ9番グリッドのマルク・マルケスは、スタートで11番手まで後退したが16.163秒差の6位。2戦連続の6位でチェッカーフラッグを受ければ、7番グリッドのアレックス・マルケスは16.183秒差の7位に入り、今季の最高位に進出。10番グリッドのポル・エスパルガロは16.769秒差の9位。ホンダ勢3台がトップ10入りしたのは、開幕戦カタールGP以来(3位/5位/10位)2度目。17番グリッドの中上貴晶は、12番手走行中の11ラップ目14コーナーで週末2度目、今季2度目の転倒。レースに戻って49.569秒差の16位完走。チャンピオンシップ総合5位ファビオ・クアルタラロが25ポイントを加算し、今季初めてポイントリーダーに浮上。総合2位アレックス・リンスは同点で並ぶが、優勝数で総合2位。総合3位アレイシ・エスパルガロは3ポイント差の総合3位を維持。ポイントリーダーのエネア・バスティアニーニは8ポイント差の総合4位に後退した。公式予選1で転倒したラウール・フェルナンデェスは、右手を強打したことから欠場した。チャンピオンシップ総合5位ファビオ・クアルタラロが25ポイントを加算し、今季初めてポイントリーダーに浮上。総合2位アレックス・リンスは同点で並ぶが、優勝数で総合2位。総合3位アレイシ・エスパルガロは3ポイント差の総合3位を維持。ポイントリーダーのエネア・バスティアニーニは8ポイント差の総合4位に後退した。スペインGP次戦は来週末にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエで開催。4月29日に初日、30日に公式予選、5月1日に決勝レースが行われ、翌日にはオフィシャルテストが予定されている。