MotoGP第3戦のアルゼンチンGPが、4月3日にアウトドロモ・インテルナシオナル・デ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催された。ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアは、予選13番グリッドからポジションを大きく挽回してこのレースの主役の一人となり、5位でフィニッシュした。“ペッコ”バニャイアは素晴らしいスタートを切った後、セカンドグループを走行して6番手まで浮上。バニャイアはトップを走行するライダーと同じペースで周回を重ね、レース終盤にはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)を射程圏内...
チームメイトのジャック・ミラーは14位でレースを終えた。5列目のバニャイアの隣からスタートしたオーストラリア人ライダーのミラーは、デスモセディチGPでリズムに乗ることができずに苦戦を強いられた。第3戦終了時点で、ミラーはライダーズ・ランキング11位を維持している。“ペッコ”は、リーダーと33ポイント差の14位となっている。プラマック・レーシングチームのホルヘ・マルティンは、デスモセディチGPを駆って、2位表彰台を獲得した。スペイン人ライダーのマルティンは、決勝レースで素晴らしいパフォーマンスを見せ、残り数周の時点までトップを走行した。今回の結果により、ドゥカティはコンストラクターズ・ランキングで、2位に6ポイントの差をつけてトップに返り咲いた。フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 5位「今日の目標はトップ5でフィニッシュすることだった。その目標を達成することができて満足している。午前中に行われた40分間のウォームアップ・セッションでは、決勝レースに向けてマシンに変更を加えた結果、昨年と同じフィーリングを取り戻すことができた。この調子を維持して、来週末にテキサスで開催される次のレースでは、再び良い結果を出せるようにしたい」ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 14位「予選からポジションを1つも上げることができなかったので、フラストレーションが溜まるレースとなった。残念ながら、今日はマシンのフィーリングが合わず、攻めることができなかった。今週は、いつもとは違う週末となった。午前中のセッションでマシンの設定を変更したことが裏目に出て、レースで苦労することになった。改善するためには何をすべきなのかは分かっているので、今日のレースで学んだことを次のアメリカズGPで活かして、力強いカムバックを果たしたい」MotoGP第4戦のアメリカズGPは、4月8日~10日に米国テキサス州オースティン近郊のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。