MotoGP 第15戦アメリカズGPの予選は、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3番手となり、今季初のフロントローを獲得した。前日のフリー走行で今季初の総合首位につけたマルク・マルケスは、2日目のFP3では4番手へとポジションを落としたが、ダイレクトでQ2進出を果たした。
そして迎えた予選Q2では、最初のアタックで2分3秒209をマーク。この時点で暫定首位に立ったが、セッション終盤にフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)とファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がタイムを更新したことで3番手へとポジションを落とした。しかし、ケガから復帰して13戦目にしてフロントローを獲得したマルク・マルケスは納得の表情。完全復帰に向けて、また一歩大きなステップを刻んだ。。初日5番手と好調なスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が2日目のFP3でも快調にラップを刻んで2番手に浮上。ダイレクトでQ2進出を果たすと、大接戦となったQ2でも5番手をキープした。今季ベストグリッドとはならなかったが、念願の初表彰台獲得に向けて絶好のグリッドを獲得した。今大会は、前戦サンマリノGPで手応えを掴んだ新しいセットアップで挑み、バンピーで荒れた路面でも安定性が増したことが好走につながった。初日4番手と好調なスタートを切ったポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、大接戦となったFP3で7番手へとポジションを落としたが、ダイレクトでQ2進出を果たした。しかし、その後に行われたFP4で転倒し、その影響でQ2はやや慎重になったことと、残り時間をミスしたことでアタックできないままセッションを終えて12番グリッドになった。しかし、調子は悪くなく、決勝では追い上げのレースに挑む。アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、初日16番手からFP3で19番手へとポジションを落としたが、Q1では5番手につけて15番グリッドを獲得した。決勝に向けてウオームアップで最後の調整を行い、追い上げのレースに挑む。マルク・マルケス(Repsol Honda Team)「フロントローを獲得できてとてもうれしいです。なぜなら今シーズンは予選がウイークポイントになっていたからです。1本目のタイヤではいいフィーリングがあり、トップタイムを出すことができました。それで、これ以上プッシュする理由がなくなりました。今シーズン初めてのフロントロー獲得です。こんなことを言うのは変かもしれませんが、そういうものなのです!今日は新品タイヤよりユーズドタイヤの方がいいフィーリングがありました。レースペースもかなりよかったです。ウオームアップでは、さらに一歩前進できるように努力します。そしてこの方向性で引き続きがんばります」ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)「予選の最初の走行は悪くありませんでした。転倒のあとだったのでマシンの様子を見ていましたが、フィーリングはよかったです。2回目の走行では残り時間を勘違いしてしまい、ジャック(ミラー)とマルク(マルケス)のグループにいたので、最後のタイヤでプッシュするチャンスがなくなってしまいました。残念ながらチャンスを逃してしまいました。フロントエンドのフィーリングをもう少し改善する必要はありますが、それが予選結果の原因ではありません。明日はとても長く体力的にとてもきついレースになります。とにかく集中して最大限の力を発揮できるようにがんばります。1コーナーは非常に重要なポイントになります」中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)「今日の結果にはとても満足しています。5番手はいい結果で、チームも喜んでいます。彼らはすばらしい仕事をしてくれました。今週末はいいペースをつくれたこともあり、5番グリッドからのスタートなので、レースに向けての戦略も立てやすくなりました。いつものように全力を尽くし、上位を目指して戦っていきたいと思います」アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)「2日目の午前中はかなり難しい状況でしたが、午後はマシンのセットアップで一歩前進することができて、フィーリングもよくなりました。一歩一歩前進しています。思ったより大変ですが、予選ではQ2に近付きました。思っていたようなポジションではないし満足はしていませんが、明日に向けてポジティブな気持ちをキープし、引き続き前進していきたいです」
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