クアルタラロが好調をキープし、ポルトガルGP以来の優勝を目指すMonster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが、ラップレコードを更新して4戦連続となるポールポジションを獲得。Q1に出場したマーベリック・ビニャーレスは、数台の後続車に悩まされ、最終ラップではミスをおかして0.021秒差でQ2に進出することができなかった。決勝は13番グリッドはとなっている。 PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのフランコ・モルビデリとバレンティーノ・ロッシは、それぞれ10番手と19番手。
クアルタラロが4戦連続のポールポジション獲得ほとんどのライダーを先に行かせ、十分なクリアスペースをとってからアタックを開始したクアルタラロ。最初のトライで4番手につけ、2回目にはスリップストリームの助けを借りることなく1分45秒481でトップに浮上した。ここでピットに戻り、残り5分で、またも単独走行の状態でコースに復帰。この時点でトップが入れ替わっており0.170秒差をつけられていたが、トップ奪還を目指してアタックするとすぐさま1分45秒187に短縮。これで2番手以下に0.464秒差をつけ、同時にラップレコードを更新した。最終ラップではそれ以上の更新はならなかったものの、0.230秒差を保って4戦連続のポールポジションを獲得している。チームメイトのビニャーレスは、午前中に行われたFP3終盤で転倒。幸い怪我はなかったが、最後のアタックのチャンスを逃してQ2に進出することができなかった。Q1では序盤で5番手につけたものの、次のトライではコース上で流していたライダーに阻まれる間に7番手に後退。ここでピットに戻り、残り5分にQ2進出を賭けて2回目の走行をスタートした。ところがそのテールに数台が続いてきたため、これを回避すべくもう一度ピットレーンへ。この作戦変更によって時間を費やし、またタイヤを暖めるチャンスを逸すこととなってしまった。依然としてM・マルケス(ホンダ)が後続していたが、あとがなくなったビニャーレスは最後の2ラップに全力を賭ける。そしてその1回目で1分46秒045を記録して2番手に浮上。続く最終ラップでは3つのセクターでタイムを更新していたが、最終コーナーで大きくはらみ、これにより0.121秒差で3番手に後退した。決勝は13番グリッドからスタートする。PETRONAS Yamaha SRTのモルビデリ、ホームGPを4列目スタートFP3で1分45秒865を記録し、一時2番手に浮上したモルビデリ。その後はタイムを更新することができなかったが、10番手でQ2進出を決めた。シグナル・グリーンと同時に真っ先にQ2をスタートすると、序盤で7番手につけたあと10番手に下げて1回目の走行を終了。セッション終盤では1分46秒084に短縮したものの順位を上げることはできず、そのまま10番グリッドが決定した。チームメイトのロッシはFP3でラップタイムを更新したが、厳しい状況は続いており、1分46秒358のベストラップで18位。Q1では最初の走行で第1セクターの自己ベストを更新したものの、このときの記録はコースリミット越えによりキャンセルとなった。最後のアタックでは1分46秒770に短縮して9番手に上げ、グリッド19番手が決定している。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamはジェイソン・デュパスキエに心を寄せ、その無事を祈願する。Monster Energy Yamaha MotoGPファビオ・クアルタラロ(予選トップ/1分45秒187)「おそらくこれが、私のこれまでの人生のなかのベストラップだと思います。ここはアドレナリンを実感できるタイプのコースなのです。私は至るところで限界ぎりぎりを走っていました。第1セクターではマシンの動きが激しくなりましたが、自分自身を励まして力に変え、しっかりやり遂げました。どうしてもファステストラップを出したかったのです。ラップタイムを見てとても驚きましたし、このラップをエンジョイできました。そして決勝のために、どうしても欲しかったポールポジションを獲得することができました。今日はMoto3で激しい転倒がありましたが、ジェイソン・デュパスキエの無事を祈っています」マーベリック・ビニャーレス(予選13番手/1分46秒045)「今の状況を理解し、一歩ずつ前へ進むしかありません。開幕戦のカタール以来、道に迷ってしまったような感じです。ル・マンでは光が差すときもありましたが、雨によってそれも失われ十分に輝くことができませんでした。明日は今日より良くなるよう頑張ります。そのためにもう一度マシンを組み立てていかなければなりません。カタールでは非常に素晴らしく、私自身も好調でしたし自分の強みもわかっていました。もう一度、あの状態を達成したいと思っています。Q1は一人で走りたかったのですが、大勢が私の後ろについて来ました。ただそういうことです。明日のことに集中するだけです」マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)「チーム内で明暗が分かれました。クアルタラロ選手は初日からずっと好調で、その自信がQ2ではっきり示されました。1分45秒187の記録はラップレコードというだけでなく、それをスリップストリームを使わずに単独で成し遂げたことに大きな意味があります。非常に大きな自信になることは間違いありませんが、それでも依然として、明日の決勝で優勝するのは簡単なことではないと考えています。大勢が勝利を狙ってくるので、新たに導入したスターティング・デバイスが彼を後押ししてくれることを期待しています。その一方で、ビニャーレス選手は残念な結果となりました。まずFP3終盤の転倒によりQ1出場となりました。Q1の2回目の走行では後続車により時間を費やしたことでQ2進出のチャンスを逃してしまいました。グリッド13位は理想的ではありませんが、今はこの状況に対処していくしかありません。私たちの全パワーを注入し、セッティングをさらに煮詰め、フロントのフィーリング向上を実現してラップタイム短縮を目指していきます。それが決勝で役に立ってくれると思います」PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamフランコ・モルビデリ(予選10番手/1分46秒084)「トップを目指してベストを尽くしましたが、今日はどうにも難しい状況でした。午前中のセッションはハイペースで走れていたのですが、午後になると、なぜか同じようにはいきませんでした。 FP3セッションと同様、あるいはそれ以上が出せると思っていたので、原因を探らなければなりません。このような経緯で10番手に留まることとなり、とても残念です。このコースはいつもタフな戦いになりますが、今はより一層、難しくなってします。今夜、チームで話し合い、改善を目指していきます。厳しさを増すMotoGPでトップに立つためには、あらゆる要素をしっかり固めてい...
全文を読む