MotoGPライダーのダニ・ペドロサが6月5日・6日、レッドブル・リンクでトロロッソ・ホンダのカラーリングが施されたレッドブル・レーシングの2012年マシン『RB8』でF1マシンでの初走行を行った。“侍”の文字が入ったヘルメットをトロロッソ・ホンダのカラーリングに塗り替え、背面には鎧兜をデザインした特別なヘルメットでF1マシンでの走行に挑んだダニ・ペドロサは「夢が現実になった。忘れられない経験になったよ」とコメント。
「コーナーでのスピードは信じられないくらいだったし、首が痛いね。本当に感動した。トラックで感じた感覚はセンセーショナルだった。本当に素晴らしい一日だった」2輪と4輪との違いについて質問されたダニ・ペドロサは「比較しなければならないとすれば、F1カーは飛行機に似ているね。速いし、アスファルトに吸い付いている感じだ。一方、MotoGPは馬に似ている。絶えず動いているし、体を使って制御しなければならない。クルマとバイクでスピードの感覚がどれくらい違いかを理解できて嬉しかったね」「最も難しいのは縁石でスピードを得ることだった。低速コーナーでこんなに速く走れるとは思わないからね。限界がどこかを脳が理解するのに時間が必要だ。素晴らしい感覚だった。このクルマのパフォーマンスは感動的だったしい、とても楽しかったよ」「本当に満足しているよ。とても楽しかったし、この日のことは絶対忘れないだろう」ダニ・ペドロサは、レプソル・ホンダのチームメイトであるマルク・マルケスと一緒に今回のテストに参加していたが、マルケスほど大きくPRされることはなかった。その理由はテストが行われていた最中に明らかになる。ホンダは、ダニ・ペドロサとの契約を今シーズン限りで終了し、後任として現ドゥカティのホルヘ・ロレンスがレプソル・ホンダに加入することがは発表された。マルク・マルケスは「ダニのニュースを聞いて残念に思う。彼はホンダにとても貢献していたし、ずっと素晴らしい仕事をしていた。彼がいなくなるのは寂しい」と述べた。ダニ・ペドロサは、自身の今後について「カタルーニャGPの際に、僕の将来に関する情報を伝えたい。一緒に個人、そしてプロフェショナルの成功を収めてきて、常に僕の優先事項と決断を尊重してくれたHRCに対して、もう一度、心から感謝したい」と語った。【動画】 ダニ・ペドロサ、トロロッソ・ホンダ仕様のマシンでF1初走行【画像ギャラリー】 ダニ・ペドロサ、トロロッソ・ホンダ仕様のマシンでF1初走行


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