2026年F1モナコGP予選後のFIA公式記者会見には、ポールポジションを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、3番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)が出席した。アントネッリはフェルスタッペンをわずか0.043秒差で抑え、自身初のモナコGPポールポジションを獲得。ハミルトンも週末を通じて好調を維持したが、予選ではマシンバランスの変化に苦しみながら3番手を確保した。
Q:キミ、シーズンで最も重要な予選のひとつですが、F1参戦2年目でモナコのポールポジション獲得は特別なものでは?アンドレア・キミ・アントネッリ: そうだね。いわゆる“マジックラップ”と呼べるようなラップだった。すべてをまとめることができたし、マックスとの戦いは本当に接戦だった。Q3最初のアタックでは僕たちの差はわずか1/1000秒だった。でも最後のラップは良かったと分かっていたし、それで十分であってほしいと思っていた。本当に僅差だったし、とても嬉しい。昨日は少し苦戦していたから、今日大きく改善してくれたチームにも感謝したい。Q:アイルトン・セナが語っていたような、モナコ特有の“別次元の感覚”を味わいましたか?アントネッリ: そうだね。年間でも最も激しい予選だと思う。プラクティスからずっと限界に近づこうとしているし、最後のコンマ2秒を見つけようとすると簡単ではない。壁がどんどん近く感じるし、自信を持つのも難しい。でも今朝はすごく感触が良かったし、最後に結果へつなげられて嬉しい。Q:若さゆえにプレッシャーを感じず、純粋に楽しめていることがプラスになっていますか?アントネッリ: 間違いなくそうだと思う。ドライビングもマシンも週末そのものも楽しめている。去年と比べて大きな進歩だし、セッションを楽しめていることが本当に嬉しい。明日が楽しみだ。Q:マックス、惜しかったですね。モナコはわずかな差が勝負を分ける場所ですが、再びフロント争いができたことには満足していますか?マックス・フェルスタッペン: 昨日の時点でフロントロウと言われたら間違いなく受け入れていたと思う。今朝もマシンにはかなり苦しんでいたから、予選であの位置まで行けたのは本当にポジティブだった。全体として予選には満足している。トラフィックや壁との戦いもある中で、すべてのラップをうまくまとめられた。フロントロウは嬉しいし、あとは明日のスタート次第だ。今年のマシンはスタートがかなり難しいからね。後ろにはスタートの上手い2台もいる。でも今日は良い一日だったし、予選を本当に楽しめた。Q:2026年型マシンでもモナコの予選特有の興奮はありますか?フェルスタッペン: ここ数年のマシンよりも限界域はシビアだと思う。パワーの出方やドライバビリティ、シフトの感覚も違う。でもそれらを理解してクリーンなラップをまとめられた時、特に予選ではとても大きな達成感がある。Q:ルイス、今週末の走りは素晴らしかったです。マシンを限界まで攻めているように見えました。ルイス・ハミルトン: まずはキミにおめでとうと言いたい。本当に素晴らしい仕事だった。モナコで初ポールを獲るのは本当に特別なことだし、素晴らしい観客の前で達成した。僕たちにとっては難しい予選だった。プラクティスでは本当に強かったし、ほとんど何も変更していなかったのに、なぜか予選ではマシンがまったく違うものになっていた。そこは詳しく調べる必要がある。それでも僕はすべてを出し切った。できる限り壁に近づいて走ったし、今もこうしてF1の22人のドライバーのひとりとしてここにいられることは特権だ。そのすべてを楽しんでいる。Q:キミ、改めてポールポジションおめでとうございます。あのラップはどれほど良かったですか?アンドレア・キミ・アントネッリ: とても良いラップだった。正直に言うと、FP3で苦戦していたレッドブルがここまで来るとは思っていなかった。でも彼らは素晴らしい仕事をした。本当に接戦だったし、その中でポールを獲得できたことが嬉しい。Q:特に満足している区間はありますか?アントネッリ: セッション序盤は予想以上に難しかった。路面の感触が少し変で、マシンもFP3よりオーバーステア傾向だった。でもグリップが戻ってきてマシンもまとまり始めた。特に第2セクターには満足している。週末を通して苦戦していた5〜8コーナーが良かった。Q:Q3はどれほどの興奮でしたか?アントネッリ: ものすごかった。正直まだ震えているくらいだ。ミスの余地はまったくないし、最後のコンマ2〜3秒を削るのは本当に難しい。マックスもすごく近かったし、ルイスも週末ずっと速かった。だからポールを獲れたことが本当に嬉しい。Q:明日の決勝へのアプローチは? 周囲には複数回王者が並んでいます。アントネッリ: 後ろに誰がいるかは分かっているし、彼らが非常に優秀なドライバーだということも分かっている。まずは良いスタートを切りたい。カナダでは前進できたけれど、明日はまた条件が違う。それからレースペースも重要になる。タイヤデグラデーションが予想以上に大きい可能性もあるし、ロングランはほとんどやっていないのでデータも少ない。オーバーテイクが難しいのは分かっているが、何か起きた時にはプッシュできるペースが必要だ。Q:マックス、ポール争いができたことに驚きはありますか?マックス・フェルスタッペン: 今朝の状況を考えればかなり驚いている。僕たちはコンマ9秒遅れていた。予選までに改善できる自信はあったけれど、ポール争いまでは想定していなかった。正直なところ、予選前は「何とかトップ5に入れれば」という感じだった。でも予選が始まってすぐにマシンは良くなった。まだ問題は残っていて、特に第2セクターでは縁石やバンプでタイムを失っている。それでもポール争いができたのだから素晴らしい予選だった。昨日は満足していて、今朝はまったく満足していなかった。そして今はまた満足している。重要な場面で結果を出せたことが何よりだ。Q:0.043秒差ですが、どこで失ったか分かりますか?フェルスタッペン: そういうことは考えない。時には前にいて、時には後ろにいる。それがレースだ。僕自身はラップに満足していた。チェッカーを受けた時点で「これを誰かが上回ったなら仕方ない」と思っていた。Q:ルイス、3番手はマシンの最大値でしたか?ルイス・ハミルトン: 残念ながら今日はそうだった。週末を通じて本当に強かったし、昨日は進歩も感じていた。でも今日になると一歩後退してしまい、一晩でパフォーマンスを失った。Q1ではコンマ7秒も遅れて...