2025年F1 モナコGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。5月24日(土)にモンテカルロ市街地コースで2025年のF1世界選手権 第8戦 モナコグランプリの公式予選が行われた。2025年F1モナコGP予選は、ランド・ノリスがマクラーレンにとって17年ぶりとなるポールポジションをもたらす歴史的な結果となった。最終アタックで69秒台に突入し、地元の英雄シャルル・ルクレールを逆転。オスカー・ピアストリも3番手に続き、マクラーレンは理想的なフロントローを築いた。
ルクレールは全セッションを制してきた勢いを持ち込んだが、あと一歩及ばず。ハミルトンはFP3のクラッシュから復活を果たすも、妨害行為による3グリッド降格で実質7番手スタートとなる。レッドブルのフェルスタッペンは低速セクションに苦しみ5番手にとどまったが、レーシングブルズ勢の躍進が光るなど、中団勢の健闘も目立った。1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「モナコでのポール、すごく気分がいい。今日みたいな日を迎えるためにずっと努力してきたし、この場所でポールを取るのは本当に特別だ。ここはポールを取るのが一番難しい場所だと思うし、サーキットとファクトリーの両方で頑張ってくれたチームを誇りに思う。ライバルと違う走行計画を選んだけど、それがベストだと信じて貫いた。Q3最後のラップは少しリスクを取って組み立てたし、それが報われてうれしい。今日はこの瞬間を楽しんで、明日に集中していく」2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今週末は正直あまり期待していなかったから、フリー走行でトップを取れたのはポジティブだった。でもその分、今日ポールを取れなかったのは悔しい。明日は面白いレースになるはず。2ストップ義務もあるし、後方から浮上してくるマシンもあるだろう。戦略的な駆け引きも増えるだろうから、母国の街でのレースを本当に楽しみにしている」3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「3番手という結果は悪くない。週末は少しバタバタしていたけど、いいラップをまとめられたと思う。Q3の1周目は感触が良かったし、2周目はヌーベル・シケインで小さなミスがあって少しタイムを失ったけど、それでも満足できる内容だった。ランドは素晴らしい走りだったし、おめでとうと言いたい。明日は2ストップで面白いレースになると思うから楽しみだ」4番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「今日は大変だったけど、ポジティブな面もたくさんある。FP3のあと、クルーたちが本当に素晴らしい仕事でマシンを仕上げてくれて、心から感謝してる。今日の予選は全力を尽くした。グリッド順位にはがっかりしてるけど、今週末ずっとマシンのフィーリングは良くて、手応えはあった。2ストップが導入されて戦略的にも複雑になるけど、それだけチャンスも広がる。前を目指して戦うだけだ」5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「FP3では限界が見えてたけど、特にセクター2で遅かったのは残念だ。もっと速さを期待してたけど、やっぱり低速が弱いのは明らかだった。縁石への対応もこのマシンの課題で、バランスが整わず5番手止まりだった。ルイスとの場面については、彼のチームが“スロー走行中”って伝えたらしく、彼のミスじゃないし怖い瞬間だったけど問題ない。明日は2ストップがどう影響するか分からないけど、戦略次第ではチャンスがあるかもしれない」6番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)「今日は完璧な結果だったと思う。FP3ではうまくいかなかったし、正直Q3に行けるかも自信がなかった。でも少しずつ前進していって、うまく噛み合った。特にQ2でマシンの感触が良くなって、そこからは自信を持って走れた。2ストップの影響も含めて、明日は面白い展開になると思うし、今の位置からしっかり戦っていきたい」7番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「予選7番手には満足してるし、自分たちとしてはベストの結果だと思う。モナコはリスクが大きくてアドレナリンが出るサーキットだけど、だからこそ報われたと感じる。普通のモナコなら7番手ならそのままだけど、新ルールで戦略が広がるからどうなるか分からない。明日も何かが起きるかもしれないから楽しみだ」8番手:エステバン・オコン(ハース)「この結果はとても嬉しいし、正直驚いてる。最近はフロントエンドに苦しむことが多くて、ここでも簡単ではなかった。チーム全体でしっかり取り組んできたから、今日の結果はその努力の証だと思う。Q3のラップもいい感触だったし、マシンのポテンシャルを最大限に引き出せた。明日は予測できない展開になるだろうから、しっかり準備して臨みたい」9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「フリー走行からずっとマシンに自信が持てていたし、いい予選だった。タイヤの使い方とQ3でのトラフィックが少し難しかったけど、それでもQ3に進めたのはチームにとって大きい。新しいルールもあるし、誰もが未知の中で戦うレースになる。明日は一つでも多くポジションを上げたい」10番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「フラストレーションの残る1日だった。Q2のラップの方がQ3より0.5秒くらい速かったから、なぜこうなったのか分析しないといけない。FP1からいい流れだったけど、予選ではタイヤが安定しなかった。2ストップでもレースはある程度コントロールされるだろうけど、それでも何が起きるか分からないから、楽しみにしてる」