2023年F1モナコGPの予選は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)によるポールポジションを争う大接戦が展開された。様々なドライバーがタイムシートのトップに顔を出す展開となったQ3の2回目のアタックは、最後にフェルスタッペンとアロンソのバトルとなった。
先にアタックしたアロンソは、セクター1で0.146秒、セクター2で0.058秒フェルスタッペンよりも速かったが、フェルスタッペンは、スイミングプールのセクションでバリアに触れ、アンソニー・ノゲスの出口で再びバリアに触れながら、セクター3だけで0.28秒縮め、最終的に0.084秒の僅差で上回り、ポールポジションを獲得した。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今週末は少し苦労することを覚悟していたけれど、最終的にはすべてが上手くまとまった。昨日は最高のスタートではなかったけれど、正しい方向に進めていると思う。予選最後のラップは理想的ではなかった。遅れを取っていることは分かっていたので、第3セクターですべてを出し尽くした。何度かバリアをかすめたけれど、モナコで初めてポールを獲れて満足している。明日はクリーンなスタートが必要だ。ターン1までの距離は短いし、モナコでは色々なことが起きる可能性がある。マシンのレースペースは良いので、ポジティブな1日を過ごしたい」フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「この結果には満足しなければならない。今年は日曜日の方が成績が良い傾向にあるけど、モナコで1列目からスタートできるのは本当にポジティブな成果だ。今日はよくやった。素晴らしい最終の走行だったけど、チームから1番手にいると言われたとき、2番手に転落する可能性があることはすでに分かっていた。限界を不快なレベルまでプッシュした。今日は多くのリスクを冒した。最終セクターのペースが少し弱いので、今後のレースに向けて検討する必要がある。明日は完走して最大限のポイントを獲得することを目指す。穏やかな午後になって、表彰台に上がれると期待している。さらなるチャンスがあれば、僕たちはそれを掴むためにそこにいる」