F1モナコGPの木曜日にプラクティスが始まり、金曜日を“休息日”に充てるという伝統のフォーマットが2022年には廃止されると RaceFans は報じている。F1モナコGPは、多くの観客に来場してもらうためにキリスト昇天祭の祝日となる5月の2週目か3週目の木曜日に日程を合わせるいう伝統が継続してきた。他のグランプリが金曜日に行っているプラクティスは木曜日に実施され、金曜日を休息日に充てるという4日間の日程は、F1モナコGPの独特な雰囲気の演出に一役買っていた。
しかし、F1モナコGPも2022年からは他のすべてのラウンドと同じように金曜日から日曜日の3日間のフォーマットを採用すると RaceFans は報道。2021年までの契約では、増分収入と税金の一部を支払うことで開催料を免除する“特別待遇”を受けてきたF1モナコGPだが、2022年からは主催者はF1の商業的権利所有者であるリバティメディアにホスティング料金(年間約1500万ドル)を支払う必要があるとされている。さらにF1モナコGPは、独自のテレビクルーを配置してきたが、その権利も消える可能性がある。F1カレンダーの他のすべてのレースでは、放送は常勤のクルーによって提供されるが、モナコではそうではなく、しばしば批判につながってきた。今年は、セバスチャン・ベッテルとピエール・ガスリーのマスネで激しいバトルを展開したが、モナコのテレビスタッフは数少ないホール・トゥ・ホイールの瞬間を捕らえず、テレビを見ていたファンをイライラさせた。F1モナコGPが上記の条件をのんで、契約延長にサインした場合、レースは2022年5月29日に開催される。1回目と2回目のフリープラクティスは5月27日(金)、3回目のフリープラクティスと予選は5月28日(土)が行われる。
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