ミック・シューマッハは、チャンピオンシップをリードしてバーレーンのフィナーレに向かっているが、今年のF2のタイトル争いは“まだすべてがオープン”だと語る。来年、ハースでF1デビューを果たすことが期待されているフェラーリのジュニアドライバーであるミック・シューマッハは、ムジェロでポイントリーダーに立つと、ソチで再び勝利してリードを広げた。
2020年のFIA-F2選手権は、バーレーンでの2週連続開催で終了する。4つのレースとそれぞれの予選セッションで最大96ポイントを獲得できる。ミック・シューマッハは、同じフェラーリのジュニアドライバーであるカラム・アイロットに22ポイント差をつけており、角田裕毅、クリスチャン・ルンガー、ロバート・シュワルツマン、ニキータ・マゼピンまでが51ポイント以内に続いている。「まだ獲得できるポイントは96ポイントあるし、明らかにすべてがオープンだ。チャンピオンシップのトップ6はまだチャンピオンシップに勝つことができる」とミック・シューマッハは語った。「僕たちの目標は、自分自身に集中し、可能な限り最高のマシンを作り、チームとして前回のレースと同じように仕事をすることだ」「集中を維持し、自分自身を改善し続け、学び続け、とにかくそれに取り組むことが重要だ」ミック・シューマッハは、2020年シーズン序盤はトラブルに見舞われたが、そこから挽回し、一部のライバルは衰退していくなかで、最後9レース中7回で表彰台を獲得している。「最後の2ラウンドは賢くなければならないと思う」とミック・シューマッハは語った。「攻撃するのに適切な瞬間であれば、攻撃し、防御するのに適切な瞬間であれば防御する。状況を理解し、そこから取り組むことが重要だ」