ミック・シューマッハは、母親の旧姓でキャリアをスタートすることを選んだ理由を説明した。2018年にF3でタイトルを獲得したミック・シューマッハは、今年からF2にステップアップ。ハンガロリンクで初優勝を果たしたが、現在ランキング12位と平凡なシーズンを過ごしている。だが、父親であるミハエル・シューマッハの足跡をたどってF1ワールドチャンピオンになるという夢にむかって着実にキャリアを進めている。
だが、ミック・シューマッハは、レースキャリアの初期は“シューマッハ”という名前による過度の露出を避けるために、母親の旧姓を使って“ミック・ベッシュ”の名前でキャリアをスタートさせた。ミック・シューマッハはそれが自分の成長のために助けになったと振り返る。「むしろ僕にとってはその方が都合がよかった」とミック・シューマッハは Beyond The Grid にコメント。「フォーミュラシリーズに参戦する以前は、ずっと母方の姓もしくは”ジュニア”を使っていた。それによって過剰な注目を少し抑えられたし、成長する時間を得ることができた。マシンに本当の名前を載せるべきかどうかについて考えたのは、フォーミュラカーをドライブするときからだった」「母の名前を名乗っていた時の方が自由にドライブできていたか? そうは言いたくない。写真を撮られるときは、常にプライバシーを保護できるように人々にお願いしていた。それに自分のスピードで学ぶ機会を得ることができた。僕にとってはとてもポジティブなことだった」