ミック・シューマッハは、来月ホッケンハイムで開催されるF1ドイツGPで父親であるミハエル・シューマッハがタイトルを獲得したフェラーリ F2004でデモ走行を実施する。フェラーリのドライバーアカデミーに所属するミック・シューマッハは、土曜日の予選前と日曜日の決勝前に母国の観客の前でミハエル・シューマッハが2004年にタイトルを獲得したマシンであるF2004を走らせる。
「ホッケンハイムでこのクルマを運転するのは物凄いことだと思う」とミック・シューマッハはコメント。「最後にこのトラックを走ったのは、僕がF3選手権でタイトルを祝ったときだった。そして、これからF1史上最強のクルマの一台を運転できる。きっと笑顔になるだろうね」「すべてのモータースポーツ狂の人々は、非常に特別でラウドな瞬間を楽しみにすることができる」ミハエル・シューマッハは、フェラーリ F2004で7回のF1ワールドチャンピオンのうちの最後のタイトルを獲得。また、ホッケンハイムではベネトン時代の1995年、そして、フェラーリ時代の2002年、2004年、2006年に優勝している。F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは「ミックが本当に多くの思い出が詰まったクルマを運転するのは感動的な瞬間になるだろう」とコメント。「F2004は、15勝を挙げシーズンで両方のタイトルを獲得した黄金期の集大成とも言える素晴らしいクルマだった」