ミック・シューマッハは、レッドブル・リンクで開催されたヨーロッパF3選手権のレース1とレース2で優勝。レース3も2位表彰台を獲得し、残り1イベント・3レースを残してチャンピオン獲得のためのリードを49ポイントに広げた。7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハの息子ミック・シューマッハ(19歳)は、2年目となるヨーロッパF3選手権でブレイク。
第5戦スパ・フランコルシャンのレース3で初優勝を飾ると、第6戦シルバーストンのレース2、第7戦ミサノのレース1でも優勝。第8戦ニュルブルクリンクでは3戦全勝を果たしてランキング2位でレッドブル・リンクの乗り込んだ。今週末に開催された第9戦レッドブル・リンクでは、ウェットコンディションで行われたレース1で優勝してランキング首位に浮上。日曜日のレース2でも優勝して5連勝で8勝目。レース3では2位表彰台と連勝はストップしたが、ランキング2位のダニエル・ティクトゥムとのポイント差は4ポイントまで拡大した。ミック・シューマッハは、トロロッソ・ホンダが2019年のドライバーとして獲得を狙っているとされているが、レッドブルは育成ドライバーのダニエル・ティクトゥムを起用したいと考えている。だが、ミック・シューマッハは今季のヨーロッパF3選手権を3位以上で終えればF1参戦に必要が40ポイントのスーパーライセンスポイントを満たす一方で、ダニエル・ティクトゥムはたとえチャンピオンを獲得しても40ポイントには到達しない。ミック・シューマッハは、フォーミュラカーでの経験を積むために2019年はF2に参戦すると考えられている。