ミシュランの競技部門代表ニック・ショロックは、ミシュランが2005年以来となるWRC復帰を検討していることを明らかにした。ピレリが2008年にWRCの単独タイヤサプライヤーになるまで、ミシュランは2005年までWRCにタイヤを供給しており、その後もBFグッドリッチのブランドで関与していた。ニック・ショロックは、ミシュランのWRCへのタイヤ供給についてFIAとコンタクトをとったことを認めた。
タイヤ企業がFIAにタイヤ供給の意思があることを伝える最終期限は今日までとなっている。「FIAと関わるプロセスはある。そのプロセスの最初のパートは、我々がタイヤを供給したいということをFIAに伝えることだ。我々はそれを行った。WRC参戦を希望しているのは(BFグッドリッチではなく)ミシュランだ」「今はFIAがどのタイヤ企業がタイヤを供給するかを承認する9月13日まで待たなければならない。その後、我々は誰が我々のタイヤで走りたいかを探さなければならない」プジョーのドライバーであるステファン・サラザンが、プジョー307WRCをテストカーとして使い、今週始めに南フランスでミシュランのWRCタイヤをテストしたことが報告されている。ステファン・サラザンはテストを認めたが、それ以外の議論はないと述べた。ミシュランはWRCを撤退したあともラリー活動は続けており、2007年以降はBFグッドリッチでIRCに参戦している。ここ3年間WRCにタイヤを供給してきたピレリは、まだWRCでの立場を明らかにしていない。ピレリの広報は「ピレリはまだその選択肢を検討しています。できるかぎり早く決定を知らせたいと思います」と述べた。ある上位チームの代表は「ミシュランが再び関与を望んでいるというのは素晴らしいニュースだが、再びオープンな競争をするのに適切なタイミングかどうかを尋ねなければならない。率直に言えば、そうではない」「ピレリは昨年FIAにパーフェクトなオファーをしたし、それを受け入れるべきだ。ピレリをもう3年維持することが共通認識だった。嵐が通り抜け、スポーツが再びベストな状態に戻るにはまた競争が起きることになるだろう」
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