F1マイアミGPの開幕を前に行われた特別なドライバーズパレードで、ルイス・ハミルトンがアルピーヌのピエール・ガスリーによる“汚いドライビング”に笑顔でコメントした。今年のマイアミGPでは、通常のトラック上トラックターによるパレードに代わり、20人のF1ドライバーたちがチームごとのカラーとリバリーを施した等身大の“走れるLEGO F1カー”に乗り込み、観客の前でサーキットを走行した。使用されたLEGOブロックは総数40万個、製作には2万2,000時間、26人のLEGO専門スタッフが携わったという。
ハミルトンはフェラーリ仕様のLEGOカーに搭乗し、レース前のひとときをファンと楽しんだが、走行中にフェラーリとメルセデスの間にアルピーヌのLEGOカーが割って入ろうとした際、軽い接触を受けたことを明かした。「これは今までで一番楽しいドライバーズパレードだったよ」と、パレード後に笑顔で語ったハミルトン。「こいつ(ガスリー)からはちょっと“汚いドライビング”もあったけどね。最高だったよ」「今週末、観客の盛り上がりは本当に素晴らしかったし、こうやってゆっくり走る中でファンの顔を見ることができたのも特別だった。普段は高いスピードで走ってるから、こういう機会は貴重だね」「マイアミの皆さん、本当にありがとう」なお、このLEGOカーは時速20kmほどしか出ない設計で、F1の世界では“超低速”の部類。したがって接触の被害は極めて小さいものだった。OMG pic.twitter.com/4TkhkK1cpG— clara (@leclercsletters) May 4, 2025 また、ポールポジションスタートとなったレッドブルのマックス・フェルスタッペンも、フェラーリとアルピーヌのLEGOカーの“衝突”について冗談を交えて言及。「レース前にコース清掃が必要かもね。あの衝突でLEGOの破片がコースに残ってるかもしれない」と笑いながら語った。さらに、フェルスタッペンはチームメイトの角田裕毅とのLEGOレッドブルでの走行について、「ちょっとトップスピードが足りなかったね」と、こちらもユーモアたっぷりに締めくくった。