2024年F1第6戦マイアミGPのスプリント予選で11番手以下だったドライバーのコメント。角田裕毅(RB)はSQ1で1アタックで通過するパフォーマンスを見せていたが、SQ2ではターン5でミスをしてトラックリミット違反を取られてタイム抹消となり、15番手となった。11番手と12番手となったメルセデス勢がSQ2で敗退するのはオーストリアGP以来となる。
11番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「FP1ではソフトタイヤのフィーリングがとても良かった。ペースは良さそうだったけど、スプリント予選のミディアムコンパウンドでは、マシンをスイートスポットに入れることができなかった。カットオフを間違えてしまった。とてもタイトで、100分の数秒の差でSQ3に進めた。今晩は改善点を見つけるために懸命に働くつもりだ。明日のスプリントは間違いなく前進できる。劣勢からスタートするのはいつも難しいし、予選での苦境を乗り越えなければならない」12番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「FP1ではクルマのフィーリングはとても良かったし、バランスにも満足していた。残念ながら、スプリント予選ではバランスが変わってしまい、マシンが後退してしまった。もう少しでSQ3に進出するところだったが、上位に食い込むのは難しい。12番手からのスタートで、スプリントは厳しいものになるだろう。ついていくのもオーバーテイクするのも簡単なサーキットではないからね。でもポイント圏内に入るためにベストを尽くす」13番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)「スプリント予選の第2パートに進めたことはポジティブなことだけど、コンマ5秒差でトップ10に届かなかったことは明らかに残念だ。その差が縮まってきているのは小さな励みにもなる。SQ2の1周目はクルマのフィーリングも良かったし、グリップも周回を重ねるごとに増していった。でも2周目はプッシュしすぎてしまい、終盤はタイヤと格闘してしまった。第1セクターではタイムを上げることができたけど、ラップにわたってそれをキープすることができなかった。これは明日のグランプリの予選に向けた良い勉強にもなった。一晩で解決できることがいくつかあるので、スプリントで前進し、予選で次のステップに進めるようにしたい」14番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「ペースは良かったし、SQ1ではそれを発揮できたけど、SQ2ではいいラップができなかった。ターン7でうまくいかず、ブレーキングが遅れてエイペックスに間に合わなかった。その前のラップはトラフィックがあったので、バンカーとしては使えなかったけど、マシンのペースはいい。明日は、ここでオーバーテイクできるマシンがあると思うし、スプリントでも前に進めるペースがあることを期待している」15番手:角田裕毅(RB)「SQ1は順調でマシンはよかったのですが、最終的にパフォーマンスをすべて引き出すことができませんでした。1回プッシュを試みましたが、うまくいきませんでした。今になって思えば、2回プッシュすればよかったのかもしれません。残りのウイークエンドに向けて、マシンのペースには自信があります」16番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「マシンのフィーリングは間違いなく良くなっていたし、SQ1でも前進することができた。最初のラップは好調だったけど、2回目のアタックではターン5とターン6の急激な方向転換でマシンのコントロールを失ってしまった。理想的なものではなかったし、そこから改善する術もなくラップが終わってしまった。今日のマシンは、重要なラップでのスナップを除けば、ずっと一体感があったので残念だ。明日は時間をかけていくつかのことを解決し、何が改善できるかを見ていきたい。午後はスプリントレース、そして日曜日のグランプリの予選があるけど、それが最も重要だ。今週末はもっと多くのことができるはずだ」17番手:周冠宇(ザウバー)「残念ながら、今日は期待通りにはいかなかった。今朝のFP1では満足のいく走りができなかったし、いくつかの問題を解決することはできたけれど、予選ではマシンのバランスを整えることができなかった。グリップを見つけるのにかなり苦労し、SQ1を通過するのが難しくなってしまった。この根本原因を調査していく。明日のスプリントレースは、レースペースについてもっと学ぶことができる機会なので、予選までにリセットして、パフォーマンスを一歩前進させることができるとポジティブに考えている」18番手:バルテリ・ボッタス(ザウバー)「今日はかなりチャレンジングな一日だった。プラクティスの後にバランス点で大きな変更を加えたけど、マシンのフィーリングがかなり変わってしまった。トラックも多少リセットされたようで、グリップが不足しているように感じた。それに加えて、プッシュラップ中に不運にもトラフィックに巻き込まれてしまった。マクラーレンと接触してコースアウトしてしまい、その後タイヤの温度はなかなか回復しなかった。明日のスプリントのスタートポジションは、理想的なものではないのは間違いない。でも、マシンについて学べることはまだたくさんあるし、まだ週末の序盤なので、日曜日のメインイベントに向けてこの状況を好転させることができるだろう」19番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)「ポテンシャルの高いセッションでペースも良かったが、セクター1で大きなスナップを起こしてしまい、前進の可能性はなくなってしまった。残念ながら、スプリント予選ではタイヤは1セットしか使えない。明日のスプリントレースがどうなるか様子を見ることにする」20番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「より硬いコンパウンドを使用すると、スプリント予選セッションで少し苦戦する傾向がある。また、FP1と予選の間にかなりの変更を行ったが、残念ながらそのギャンブルは報われなかった。エアロパーツを含め、変更したものは正しい方向に向かっていたが、期待していたものとは違っていたし、最終的には妥協しすぎたので、スプリントレースまで待ってからマシンのセットアップを変更するつもりだ。それによって状況が改善されることを願っている」