F1がマイアミに上陸する数週間前に「1000年に一度の降水量」の大雨によって洪水が発生し、フロリダ州の一部で町全体が浸水している。昨年、F1マイアミGPは同市のハードロック・スタジアム周辺の通りで初開催された。今年、F1は5月7日にフロリダに戻り、2023年シーズンの第5戦として開催される予定となっている。
マイアミのニュースメディア「Local 10」によると、南フロリダでは3日連続で豪雨が続き、ダウンタウンの道路が通行不能になり、運転手が立ち往生。その後、市、郡、州の職員が洪水を軽減するための取り組みを強化しており、運転手はほぼ問題なく影響を受けた地域を通過することができたという。同紙は、大雨が降り、市の職員が余分な水を排出できないときに問題が発生すると続けた。大雨、海面上昇、標高の低さが相まって、マイアミエリアでは頻繁に洪水が発生しており、昨年のグランプリではセバスチャン・ベッテルが『Miami 2060 – 1st Grand Prix Underwater – Act Now or Swim Later(今すぐ行動するか後で泳ぐか)』というキャプションの入ったTシャツを着て、この問題を強調した。皮肉なことに、今回のマイアミの洪水によって、洪水防止対策に関する会議のために関係者やエンジニアがマイアミに集結することができなくなったという。
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