ランド・ノリスはF1メキシコシティGPで見事なポールポジションを獲得し、フェラーリ勢のシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンがそれに続いた。マクラーレンの勢いが続く中、フェラーリの両ドライバーも強力なパフォーマンスを見せ、上位を固めた。波乱含みとなったオートドローモ・エルマノス・ロドリゲスでの予選を終え、注目すべきファクトとスタッツは以下のとおりだった。
■ ノリスのポールポジションは、ゲルハルト・ベルガーが1990年に達成して以来、マクラーレンにとってメキシコで初となった。■ このポールは今季5回目であり、チームメイトのオスカー・ピアストリと年間ポール獲得数で並んだ。■ ルクレールは今季5回目のフロントローを獲得したが、彼もノリスもメキシコではまだ優勝経験がなかった。■ ハミルトンはフェラーリ加入後、初めてグランプリ予選でトップ3入りを果たした。■ ハミルトンとジョージ・ラッセルの両名にとっても、メキシコでの予選結果としては2022年以来のベストリザルト(それぞれ3番手と4番手)となった。■ ラッセルはオースティンに続き、2週連続で4番グリッドからのスタートとなった。■ マックス・フェルスタッペンの5番手は、6戦前のハンガリー以来となる予選ワーストリザルトだった。■ また、メキシコでのスターティングポジションとしては、トロ・ロッソ時代のルーキーシーズン(2015年)以来の最低順位となった。■ キミ・アントネッリは直近4戦のうち3戦でトップ6入りを果たしていた。■ カルロス・サインツJr.は7番手で予選を終えたが、グリッド降格ペナルティにより12番手スタートとなった。■ その結果、7番手を引き継いだピアストリは、直近4戦のうち3戦でトップ5外からのスタートとなった。■ アイザック・ハジャーは直近4週末のうち3度目となる8番手スタートを獲得した。■ オリー・ベアマンは3戦連続でQ3進出を果たした。■ 角田裕毅はわずか0.012秒差でQ3進出を逃したが、サインツのペナルティにより10番グリッドからスタートした。■ エステバン・オコンは11番手スタートとなり、これは7戦前のベルギーGP以来の最高位グリッドだった。■ 13番手と14番手に終わったニコ・ヒュルケンベルグとフェルナンド・アロンソは、ともにメキシコでの自己ワースト予選結果を記録した。■ リアム・ローソンはチームメイトのハジャーに対して予選成績が13対5となった。■ ガブリエル・ボルトレトは、3戦連続でQ2進出をあと一歩で逃していた。■ アレクサンダー・アルボンは直近4週末のうち3回目のQ1敗退となった。■ アルピーヌは直近5週末のうち4回で両ドライバーがQ1敗退となり、フランコ・コラピントは今季3度目の最下位タイムを記録した。■ ランス・ストロールは過去7回のメキシコGP予選のうち6回でQ1敗退となり、今季14回目のQ1敗退となった。
全文を読む