2023年F1第20戦メキシコGP(メキシコシティGP)の予選で11番手以降だったドライバーのコメント。ランド・ノリス(マクラーレン)がQ1で姿を消す波乱の幕開け。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は、パワーユニット関連を含めたコンポーネント交換で最後尾グリッドに降格することが確定しているため、Q2でダニエル・リカルドにスリップストリームを与えるサポート役に徹した。
11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「予選に向けて設定した期待値を少し上回ったので、今日の11番手には満足している。このコースレイアウトが僕たちのクルマの長所に合っていないことは分かっているので、今日は持てる力を最大限に発揮することが重要だった。予選では、Q1を通過することさえ非常に難しい午後になることはわかっていた。プラクティスと予選の間にいい改善ができたけど、なぜこのコースで難しいと感じているのか、その理由を調べ続けなければならない。明日は流れに身を任せ、戦略で何ができるか確認し、レースでは全力を尽くすつもりだ。ポイントを争えるスタートポジションにいるし、それがレース当日の目標であることに変わりはない」12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)「いつももっと上を望んでいる。本当に苦労している週末だし、セットアップもいろいろといじったけれど、予選に向けた変更には満足している。正直なところ、セッション前に12番手と言われたら、間違いなくそれを選んでいただろう。厳しいね。我々は実力的に十分な速さがない。だから、結果を出すためには外的要因が必要になる。でも、そこで頑張って、そこから何かをつかみたいね」13番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日は非常にトリッキーな予選セッションだったし、今週末はこれまでのところ最高のパフォーマンスを発揮できていない。セットアップもいろいろと試したけれど、周回を重ねるごとにペースが落ちているように思う。気温が高いし、このサーキットはトラフィックが多いから、レースはみんなにとって厳しいものになるだろう。でも、明日はポイントを獲得できるという希望は持っている。オースティンではピットレーンからのスタートだったにもかかわらず、トップ10に入ることができた。明日は長いレースになるし、プッシュし続ける」14番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「トラックリミットではなかったと思うけど、僕が間違っているかもしれない。外から見た映像では、リアタイヤがまだホワイトライン上にあるように見えた。でも、それが現実だ。本当に悔しいけれど、もっと悔しいのは予選でのペースのなさだ。FP3よりもコンマ4~5秒遅かったし、グリップもかなり失っていたから、セクター3までタイヤを生かすためにタイヤマネジメントをしなければならないほどだった。FP1からFP2、そして今回のFP3から予選と同じような状況だったから、本当に調べる必要がある。明日を見て、何ができるか考えたい」15番手:角田裕毅(アルファタウリ)「まず、ダニエル(・リカルド)とチームを祝福したいです。エンジンペナルティを受けていることはわかっていたので、チームメートのために最大限貢献したいと思いました。どちらもQ3に進めるポテンシャルがあるからこそ悔しい結果ではありましたが、チームとチームメートをサポートできたことをうれしく思います。フリープラクティスの際は主にペースに集中していましたが、明日は力強い走りができると確信しています。ベストを尽くし、一台でも多くオーバーテイクします。マシンの性質がコースに合っているようなので、両者ともにポイントを獲得できる位置でのフィニッシュを狙います」16番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)「タフな土曜日で、僕たちにとっては不運な1日だった。金曜日はポジティブで、Q3進出を目標にしていたのに、Q1敗退は確かに厳しい。Q1では2セットのタイヤでアグレッシブにいこうとしたけど、2回目のプッシュラップでトラフィックやアクシデントに見舞われ、結局は報われなかった。本来のポテンシャルを発揮することができず、悔しい思いをしている。特にフィールド全体で僅差だったことを考えると、今日はもっとできることがあったと分かっている。ポイントは日曜日に加算されるので、明日のレースに向けて楽観的な気持ちを持ち続けている。今年は何度か良いスタートを切っているし、明日もスタートが重要なレースになるだろう。どんなチャンスでもものにできるようなポジションにいなければならないし、ポイントを獲得することが僕の目標であることに変わりはない」17番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「信じられないほど接戦だし、フィールド全体の差はほぼ1秒で、我々はその最後尾にいる。僕たちにとって、このコースは空気が薄くて外圧が低いから冷却が難しく、ほぼ予想通りだった。予選前に5周ほど走っただけだから、ロングランについてはあまり言えない。厳しい週末となっている。FP1を走れなかったし、FP3でも問題があって、最高の準備ができなかった」18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「マシンのパフォーマンスを引き出すのが難しい週末だった。予選を通してペースが上がらず、プッシュするためのグリップもなかった。ファステストラップも最終セクターでトラフィックに引っかかってしまい、コンマ数秒ロスしてしまった。18番グリッドからのスタートは大変だけど、今晩は頭を冷やして、明日は何ができるか考えてみるよ」19番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「今日の結果は明らかに望んでいたものではなかった。1本目の走行でマシンに問題が出てしまい、必要なバンカーラップを記録することができなかった。2回目の走行でミスをしてしまい、黄旗のために3本目を走りきることができなかった。マシンは良かったし、スピードもあったので悔しい。明日は立ち直るよ」20番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)「午後は残念ながらうまくいかなかった。最後のラップになると、みんなが1分間ほどピットに止まりたがってタイヤの温度を下げてしまい、さらに周回遅れが出てイエローフラッグが出てしまった。僕にはラップを刻むチャンスがなかった。間違ったタイミングに間違った場所にいた。クリーンな走りでQ2に進出できるはずだった。今思えば、早めに行って、あの混乱から抜け出す必要があった。今週末は速いクルマがあったのにタイムを出せなかったのは悔しい。昨日のレースペースは悪くなかったので、明日は前進できる...