F1メキシコGP フリー走行2回目のハイライト動画。2021年 F1世界選手権 第18戦 F1メキシコGPのFP2セッションが11月5日(金)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた。気温21.3度、路面温度42.5度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタート。フリー走行2回目は、主に1回目のセッションで収集したデータを元にセットアップを煮詰めていく作業が基本となる。
開始早々、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)がギアボックスのトラブルを訴えてピットイン。修復は困難と判断され、ラッセルはタイムを記録しないままマシンを降りた。また、ダニエル・リカルド(マクラーレン)もギアボックスのトラブルに見舞われて7周で走行を切り上げている。フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ソフトタイヤでのショートランで1分17秒301をマーク。それ以外はミディアムでの走行に焦点を当てた。チームメイトのセルジオ・ペレスも同じようなプログラムを行い、0.570秒とややタイム差はついたものの、4番手タイムを記録。レッドブル・ホンダとしてまずまずの初日となった。ライバルのメルセデスは、バルテリ・ボッタスがトップから0.424秒差の2番手、3番手にはルイス・ハミルトンが続いた。メルセデスはハードとソフトでロングランを実施。この日、ミディアムを使用せずに終えた。そのため、純粋にレッドブル・ホンダと比較することは難しいが、ショートランでもロングランでもやや劣勢に立たされているように見えた。5番手にはフェラーリF1のカルロス・サインツ。チームメイトのシャルル・ルクレールも7番手に入り、対マクラーレンでの優位に初日を進めた。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがフェラーリ勢に割って入る6番手タイムをマーク。フリー走行1回目にミディアムで走行したガスリーは、このセッションではハードでのロングランを主体に走行。PU交換ペナルティによって最後尾スタートが決定している角田裕毅は、ミディアムでのロングランに焦点を当てたプログラムを実施。初めてのサーキットだが、ショートランでも速さを見せており、PU交換が悔やまれるほど。決勝での巻き返しに期待がかかる。予選に向けてピエール・ガスリーにトウを与える練習も実施した。