メルセデス・ベンツは、メルセデス・マイバッハのラインアップに「メルセデス・マイバッハ S 600 プルマン(Mercedes-Maybach S 600 Pullman)」を追加し、一部のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて注文受付を開始した。価格は8800万円(税込)。なお、本モデルは完全受注生産となり、日本市場向けモデルの年間生産台数は僅少となる。
1920年代から美しいスタイルと贅を尽くした高級感で人々を魅了した伝説の名車「マイバッハ」。それが、メルセデス・ベンツブランドの傘下で、「究極のエクスクルーシブ性」を追求する威厳と風格を備えたブランドとしてまったく新しく生まれ変わった「メルセデス・ マイバッハ」。メルセデス・ベンツによる最新鋭のテクノロジーを備え、きわめてゆったりとした室内空間にプレステージ感あふれるデザインとクラフトマンシップにより仕上げられた 高級素材を随所に採用した、新しい高級車の形だ。メルセデス・マイバッハ S 600 プルマンは、6.50mの全長によって、ゆったりとした後席の室内空間を設けている。そこに快適性を高める数多くのアイテムを標準装備することで、お客様が求める究極のラグジュアリーを実現している。進行方向に配置した2つの エグゼクティブシートのレッグルームはセグメント最大の広さで、移動中は車内で快適に 過ごすことができる。広々とした後席の居住空間メルセデス・マイバッハ S 600 プルマンは、後席の4つのシートが向かい合わせ配置となっている。オーナーと特別なゲストの席には前向きのエグゼクティブシートを標準装備。その他の乗員には後ろ向きの可倒式シートを設けている。リアシートは左右ともに、ゆったりと仕事をしていただけるような垂直に近いポジションから、スイッチ操作1つでバックレストが43.5度までリクライニングが可能な「エグゼクティブシート」を採用している。メルセデス・マイバッハ S 600 プルマンは全長が6,500mmと、メルセデス・マイバッハSクラスに比べてもさらに1,000mm以上拡大しており、長大なホイールベースは4,418mmとなっている。また、全高は1,598mmと、メルセデスSクラスより100mm以上も大きく、また、ルーフラインの形状変更によって、ヘッドルームが拡大している。メルセデス・マイバッハ S 600 プルマンには、最大出力530PS(390kW)、最大トルク830Nm(84.6kg・m)を発生する6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、7速オートマチックトランスミッション「7G-TRONIC」を組み合わせている。メルセデス・マイバッハ S 600 プルマンの室内は全面本革張りを標準仕様とした。ルーフライナーだけでなく、ドアフレームやシートコンソールにまで高級本革を使用している。また、後席のルーフライナーには外気温度計、スピードメーター、時計の3連アナログ メーターを配置している。後席と前席の間にはパーティションを設け、パーソナルな空間をしっかりと確保する。このガラス製パーティションは電動操作で上下の位置を調整することができ、ボタン1つで透明と不透明の2つのモードを切り替えることができる。この機能と、標準装備のリアウインドウ用電動カーテンを組み合わせることで、さまざまなレベルでプライバシーを守る。パーティションには16:9フォーマット18.5インチモニターが装着されている。車内の音響には、ドイツのハイエンドオーディオ専門メーカー、ブルメスター社と共同開発したサウンドシステムを採用している。自然で表情豊かな究極の音響空間を実現し、聴覚を満たす。16個のハイパフォーマンススピーカーによる合計850Wの大出力を誇るオーディオシステムとなる。さらに自然で臨場感溢れる音質をお求めの方向けに、24個のハイパフォーマンススピーカーとそれぞれを駆動する24チャンネルアンプによる合計1,520Wの圧倒的な出力を誇る 5.1チャンネルサラウンドシステムの「Burmester®ハイエンド3Dサラウンドサウンドシステム」を設定。「ピュア」「イージーリスニング」「ライブ」「サラウンド」「3Dサラウンド」の 5つのモードから選択が可能。メルセデス・マイバッハ S 600 プルマンは完全受注生産となる。受注をいただいてから納車までは最短約12ヶ月を要する。また、特別内装のdesigno manufactur セミアニリンレザーを選択された場合、コートダジュールブルーミドル、エアーズロックレッド等全8色のスペシャルペイントを選択された場合には、それぞれ約2ヶ月ずつ生産期間を要する。メルセデス・ベンツ・プルマンリムジンの歩みメルセデス・ベンツのプルマンとして最も有名なメルセデス・ベンツ600プルマン。このモデルに量産の超高級仕様が導入されたのは1965年だった。しかし、プルマンの名を持つメルセデス・ベンツ高級リムジンの伝統は、実際にはそれよりさらに遡る。1960年に「アデナウア・メルセデス」の愛称で親しまれているモデル300のプルマン仕様車が3種類製作されている。そしてその後W 100モデルシリーズを経て、Sクラス109および126モデルシリーズのプルマン仕様車(特別生産モデル)や、140および220シリーズのプルマン仕様車(こちらはいずれも量産)が生まれた。メルセデス・マイバッハ Sクラスについてメルセデス・マイバッハ Sクラスのエクステリアは、メルセデス・ベンツのフラッグシップ 「Sクラス」の威厳あるフロントマスクやクーペを思わせる流麗なフォルムと、「Sクラス」のロングモデルよりさらに20cm長いホイールベースが特長。Cピラーには、丸みのある三角形の中に2つのMをあしらった”Maybach Manufaktur”(マイバッハ・マヌファクトゥーア)のエンブレムが装着されている。また、足元には専用の20インチ鍛造アルミホイールが重厚感のある輝きを放っている。インテリアは、最高の素材を最上のクラフトマンシップで仕上げたウッドトリムが、美しいカーブを描きながらリアシートを取り囲んでいます。センターコンソールのウッドトリムには“MAYBACH“のレタリングを、フロントセンターアームレストとリアアームレストには”Maybach Manufaktur”(マイバッハ・マヌファクトゥーア)のエンブレムが飾られている。
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