メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、2026年F1モナコGPでジョージ・ラッセルが表彰台争いから脱落した原因について、チーム内部の戦略面での「混乱」があったと認めた。ラッセルは78周のレース中に5秒ペナルティを受け、その後セーフティカー下でピットインした。しかし、メルセデスのピットクルーはペナルティ消化のために5秒待機せず、すぐにタイヤ交換作業を開始。
その結果、ラッセルにはドライブスルーペナルティが科され、最終的に13位でレースを終えた。5秒を待てなかったメルセデスの判断ミスヴォルフはレース後、スカイスポーツF1に対し、チーム側の準備不足を認めた。「我々は進み続ける必要がある。これは長いチャンピオンシップだ。昨年は誰もがピアストリのものだと言っていたが、その後流れは変わった」とヴォルフはコメント。「モントリオールはドラマだった。我々が彼を失望させたし、あれは25ポイントを獲れる可能性があった。でもチャンピオンシップは長い」今回のペナルティ処理について、ヴォルフは次のように説明した。「彼を入れる準備が完全にはできていなかった。戦略面で我々自身に少し混乱があり、彼が入ってきたが、我々は5秒間ホールドしなかった」「P3かP4を逃した。残念だ」ラッセルはレース中盤まで上位争いを展開しており、ペナルティ処理が適切に行われていれば表彰台、あるいは少なくとも4位争いに加わっていた可能性が高かった。今回の失策はドライバーではなく、チーム側のオペレーションミスによるものだったことをヴォルフ自身が認めた形だ。アントネッリ5連勝で明暗分かれるメルセデス一方でメルセデスには明るい話題もあった。19歳のアンドレア・キミ・アントネッリがモナコGPを制し、今季5連勝を達成。ドライバーズランキング首位の座をさらに固めた。しかしヴォルフは、勝利の喜びよりもラッセルへの思いが強かったと明かした。「私の一部はキミのことを本当にうれしく思っているし、チームのみんなが私を表彰台に行かせた。彼らは『ここはあなたのホームだから、行くべきだ』と言った」「でもジョージを見た。彼にとっては良くない週末だった」「そして私は感情的にバランスを保ちたい。今はバルセロナに向かうなかで、チームを立て直し、彼を立て直すことが重要だ」メルセデスはアントネッリの圧倒的な勢いによってコンストラクターズタイトル争いをリードしているが、モナコではチームの判断ミスによって大きなポイントを取り逃した。ヴォルフは責任を認めつつも、長いシーズンの中で立て直しを図る考えを強調した。
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