トト・ヴォルフは、マックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングを離れ、メルセデスF1チームへ移籍する可能性を巡る憶測について、改めて否定した。シーズン序盤の勢力図やフェルスタッペンの動向を背景に噂は再燃しているが、ヴォルフは明確にその可能性を否定し、現体制への強い信頼を示している。
「驚くべきことに、こうしたナンセンスな噂がすでに3月の段階で出回っている」とトト・ヴォルフは語った。「通常でもこうした話は7月頃に出てくるものだが、それでも十分ナンセンスだ」フェルスタッペンがニュルブルクリンクでメルセデスAMG GT3を走らせたことや、F1関係者の発言などが噂を加速させたが、ヴォルフはその出所自体にも疑問を呈している。「誰がこんな話を持ち出したのか分からない」その上でヴォルフは、現在のドライバーラインアップに一切の不満がないことを強調した。「我々にはジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリという、複数年契約を結んでいる2人のドライバーがいる」「2人とも素晴らしいパフォーマンスを見せているし、ラインアップを変更する理由はまったくない。これはマックスに対する最大限の敬意を込めて言っている」中国GPではアンドレア・キミ・アントネッリがF1初優勝を挙げ、メルセデスは開幕2連勝と完璧なスタートを切った。ランキングでもラッセルとアントネッリが上位を占めており、タイトル争いはチーム内対決の様相を呈している。ただしヴォルフは、若きイタリア人ドライバーを現時点でタイトル候補と見ることには慎重な姿勢を崩していない。「中国では素晴らしい瞬間があったが、うまくいかないレースもこれから出てくるだろう」「まだ2戦しか終わっていないし、彼が直近のレースで勝ったばかりだ。タイトルについて語るのは時期尚早だ」「経験豊富なドライバーと将来を担う若手がいる今の体制は理想的だ。まさに夢のような組み合わせだ」