メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、今シーズン、メルセデスGPがリザーブドライバーを指名しないことを認めた。メルセデスGPは、ニック・ハイドフェルドがリザーブドライバーを務めていたが、ハイドフェルドが2011年からのF1タイヤサプライヤーであるピレリの開発ドライバーに就任したため、7戦を残してメルセデスGPはハイドフェルドとの契約を解除した。
ニック・ハイドフェルドの後任には、ヴァージンの元リザーブドライバーのアンディ・ソウセック、フォース・インディアのリザーブドライバーであるポール・ディ・レスタなどが候補だと報じられている。しかし、ノルベルト・ハウグは「2010年シーズン残りのレースで、この役割(リザーブドライバー)を埋めるつもりはない」と SID通信 にコメント。さらにノルベルト・ハウグは、ハイドフェルドは来年のF1復帰に向けた武器としてピレリの開発ドライバーという立場を利用するだろうと指摘。「もちろんだ。(2005年のウィリアムズで)ニックが現在の選手権リーダーであるマーク・ウェバー(レッドブル)に勝っていたことも忘れてはいけない」
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