メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、チームのF1エンジン部門にはレッドブルの人材が「絶えず流入」していると主張した。2026年のF1エンジンレギュレーションでフォードと提携してサプライヤーとなるレッドブル・パワートレインズには、Mercede AMG HPP(メルセデスAMG・ハイパフォーマンス・パワートレインズ)から多くの人材が引き抜かれたことが知られている。
2014年にV6ターボハイブリッドが導入された際、メルセデスはかつてベンチマークであり、2021年シーズンまで圧倒的な強さを誇っていた。しかし、トト・ヴォルフはメディアの質問に対し、スタッフがライバルに移籍することの影響を否定している。「前にも言ったように、レッドブル・パワートレインズは非常に野心的なプロジェクトであり、非常に勇気あるプロジェクトだ」とヴォルフは語った。「HPPには1,000人の従業員がいるが、フェラーリに何人かを奪われ、ルノーに何人かを奪われたのと同じように、レッドブルにも何人かを奪われた。実際にはその逆もある」「レッドブルから移籍してきた人たちのことを自慢しているわけではない。名前は挙げるつもりはない」2005年のF1参戦以来、レッドブルがエンジンやパワーユニットのカスタマーにならず、単独で活動することを決めたのは2026年が初めてとなる。レッドブル・パワートレインズは、ホンダの事業の多くを受け継いだが、彼らはメルセデスの退職者も含めて採用活動を続けた。ヴォルフは、メルセデスはグリッド内外からも人材を採用していると述べ、「他のチームと同様に、我々にもレッドブルの人材が絶えず流入している」と語った。「つまり、私たちはそのことについてよく議論している。それが常に起こっていることはご存知だろう」「彼らが雇用した人たちの幸運を祈っている。彼らの中には我々の組織で最終的に指導的な地位に就いて退職した者もいるが、それは問題ない。彼らには第二の命綱が与えられた」
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