メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンがフェラーリに移籍する、もしくは引退する可能性があるという報道に反論したが、交渉が「気詰まり」なものであることは認めた。今週、フェラーリが、7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンの獲得するために4,000万ポンド(約68億6500万円)のオファーを用意しているとの報道が出た。
フェラーリは、カルロス・サインツとの契約を1年早く解消してハミルトンとシャルル・ルクレールのコンビ結成を理想と考えているが、ハミルトンとルクレールのトレード形式の移籍もプランBとして持っていると報じられている。ハミルトンとフェラーリの関係は、2019年にメルセデスとの複数年契約が終了するのを前にしばらくF1の噂にさらされていた。しかし、ヴォルフとハミルトンの両者は、ハミルトンが40代になってもシルバーアローでレースを続けるために、既存のパートナーシップを延長しようと公の場で発言してきた。だが、F1の新しいレギュレーションの下でのメルセデスの苦戦により、ハミルトンの将来に関する噂が絶えず再浮上している。トト・ヴォルフは、ハミルトンがフェラーリに移籍するか、メルセデスで働き続ける代わりにF1を引退する可能性について「こうしたうわさは2年ごとに新しい契約にサインしなければならないときに出てくる。でも、どれも真実ではない。我々は時間的なプレッシャーもなく、普通に話し合っている」とOE24に語った。「10年間、苦難を乗り越えてきた2人の友人、2人の血のつながった兄弟が、突然お金の話をしなければならないのは不快でしかない」「お互いに落としどころを見つけられると強く確信している。1ミリも疑っていない」