メルセデスF1は、2023年F1マシン『W14』がファクトリーで製造させていることを示すいくつかの画像をチラ見せした。新世代F1マシンが導入された2022年は、メルセデスF1にとって最も競争力のないシーズンとなり、ジョージ・ラッセルがなんとか1勝を挙げた。したがって、メルセデスF1は、W14と名付けられたマシンでより多くの成功をもたらすことを望んでいる。
メルセデスF1は、2023年F1マシンである『W14』を2月15日にシルバーストンで発表。昨年までと同様に発表と同時にシェイクダウンを実施する。昨年、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、W14外観は2022年版と「まったく同じ」であるが、エンジニアは「中身は大きく異なっている」と断言。したがって、昨年のプレシーズンテストで注目を集めた「ゼロサイドポッド」コンセプトを維持する可能性が高い。また、2022年に特にメルセデスが苦しんだ問題であるポーポイズに対応するために、グリッド全体で義務付けられているフロアの変更も組み込まれる。フロアの変更に加えて、昨年のシルバーストーンでの周冠宇の恐ろしいクラッシュの後、すべてのF1マシンのロールフープが強化される。メルセデスF1は2023年もルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルのドライバーラインナップを起用するが、チーム代表としてウィリアムズF1に加わった戦略チームの重要人物であるジェームズ・ボウルズを失った。また、リザーブドライバーのニック・デ・フリースとストフェル・バンドーンを失ったメルセデスF1には、2022年末にハースF1チームから解雇されたミック・シューマッハが加入してその役割を引き継ぐ。