メルセデスF1は、最近のレースでレッドブルとフェラーリとのギャップを縮めたように見えたが、チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、メルセデスF1が2022年にタイトルを獲得することはないだろうと語る。昨年まで8年連続でコンストラクターズタイトルを獲得し、8年のうち7回のドライバーズタイトルを獲得してきたメルセデスF1だが、グラウンドエフェクトカーに生まれ変わった2022年の新世代F1マシンでレッドブルとフェラーリに遅れをとっている。
トト・ヴォルフは、2022年にメルセデスF1がコンストラクターズタイトルの連覇を広げることはないと認める。メルセデスF1が2022年にタイトルを獲得するチャンスがあるかどうか質問されたトト・ヴォルフは「いいや、その列車ははるかに前に駅を出てしまっている」とSpeedweekに語った。トト・ヴォルグは、メルセデスF1のタイトルへの希望を控えめに語っているが、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルは、前戦カナダグランプリを3位と4位でフィニッシュし、最近のレースで上位チームの車とのギャップを縮めてきている。「モントリオールは常にルイスにとって良い場所であり、彼はマスターするのが簡単ではない車で本当に強かった。それについては幸せになることができる」とトト・ヴォルフは語った。「特にタイヤが終わり始めたときのレースでのペースは良かった。「グランプリのその段階で、マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツにさらに近づきいた。それは素晴らしいことだった」「トラックにあるバンプが少なければ少ないほど、我々にとって好都合だと思う」また、トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルの一貫性を称賛。二人とも2022年これまですべてのレースでフィニッシュし、ラッセルはすべてトップ5以内でレースを終えている。「バクーとモントリオールでの最後の2週間の週末は、チームが上位の男たちに挑戦するスピードがなくても、しっかりとしたポイントを獲得するための集合的な精神を持っていることを示している」とトト・ヴォルフは語った。そして、トト・ヴォルフは、メルセデスが過去9年間のレースのうち8レースで優勝しているシルバーストンでの来週末のイギリスグランプリに向けて、チームが上昇し続けることを望んでいると付け加えた。「シルバーストンはこれまで我々にとって常に良いサーキットだったが、問題はそれが新しい車にも当てはまるかどうかだ」とトト・ヴォルフは語った。
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