メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフが、2021年F1イギリスGPのスプリント予選を振り返った。1番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、スタートに失敗して2番手にポジションを落とし、前進を期待してソフトを履いたバルテリ・ボッタスもポジションを上げることができなかった。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペンだが、チームメイトのセルジオ・ペレスは最後尾。トト・ヴォルフは、ペース的にはレッドブル・ホンダと戦える速さがあると考えており、2番グリッドと3番グリッドからスタートすることで、戦略面で仕掛けることができるだろうと語る。「かなり全開な初のスプリトレースだった。ルイスにとってはマックスに1ポイントを失ってフラストレーションの溜まる午後となったが、我々には明日非常に接戦のレースができるペースがあることが分かった」とトト・ヴォルフはコメント。「ルイスのスタートで何が起こったのを良く見てみる必要がある。リードを維持していれば、1位でフィニッシュできるペースがあったと思う。だが、面白いグランプリを設定したと思う。ペース的に近い2つのチームがいて、我々は上位にルイスとバルテリが食い込んでいるので、このような気温ではタイヤ戦略などが大きな役割を果たしそうだ。グランプリで力強く反撃することを目指している」