メルセデスF1 「我々のペースはレッドブル・ホンダほど速くない」

最終日にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録。一方、同じ時間帯に走行したルイス・ハミルトンは、クイックラップでスピンを喫するなどマシンに適応することができず、1秒以上遅れた5番手タイムでセッションを終えた。多くの人がレッドブル・ホンダが開幕戦で最速になると感じているが、メルセデスのトラックサイントエンジニアを務めるアンドリュー・ショブリンは、データからはそれは事実だと認める。また、ロングランのスピードについて懸念を表明し、レッドブル・ホンダの方が速いマシンであることを示していると述べた。「再び優れた信頼性にとって一日を通してプランを実行することができた」とアンドリュー・ショブリンは語った。「バルテリは午前中にロングラン用のセットアップ作業を行い、ルイスは午後にロングラン作業と予選作業を組み合わせて行った」「重い燃料でのバランスは少し進歩し、マシンはより予測可能だったが、過去数日間に収集したデータから、我々はレースペースでレッドブル・ホンダほど速くないことがわかる」「軽い燃料の作業はより紛らわしい状況だった。我々は十分なゲインを得られなかった。今日はペース面であまりにも多くのマシンが我々の前にいたので、アプローチを調査する必要がある」「近年、我々はウインターテストのペースに問題があったとしても、開幕戦までに何とか良い進歩を果たしてきたが、今年は我々の仕事が取って代わられる可能性がある」「レースのためにここに戻ってくるまでそれほど時間がないので、いくつかの問題を理解するための作業プログラムを計画しており、今後10日間でより多くのスピードを見つけるためにあらゆる手段を講じていく」ルイス・ハミルトンは、レッドブル・ホンダが持続的なタイトルチャレンジを開始できなかった前年と比較して、2021年は“別のビースト”になると予想していると述べた。テスト中の問題にもかかわらず、2日目に最速タイムを出したバルテリ・ボッタスは次のように付け加えた。「僕たちにはチャンピオンシップを争うためのマシンとチームがいると心から信じている。でも、パッケージ面、そして、パフォーマンスの観点から、僕たちがまだそのレベルにいるとは思わない。でも、どうにかしてそれを見つけるために一生懸命努力することは間違いない」