メルセデスF1は、2021年のF1世界選手権を戦うマシン『W12』を発表した。F1ハイブリッド時代でダブルタイトルを7連覇中のメルセデスF1は、7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンとの契約を延長し、バルテリ・ボッタスとのコンビは今年で5年目を迎える。
今年の冬、メルセデスF1は、ダイムラー、イネオス、トト・ヴォルフ(チーム代表)が株式を3分の1ずつ均等に保有する株主構成に変更。お披露目されたW12は、反人種差別運動のブラックから伝統のシルバーへとフェードするカラーリングに“ペトロナスグリーン”のスウォッシュが入り、エンジンカバーを含め、至るところに『AMG』のロゴが配置されている。エアボックスにはイネオスのロゴと同社のレッドが配置されていることが確認できる。昨年、メルセデスF1が投入した革新的なDAS(デュアル・アクシス・ステアリング)システムは禁止となるが、昨年ほぼパーフェクトだったW11のシャシーは引き継がれることから今年も優勝候補の最有力であることは間違いない。