メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンの新契約の発表はプレシーズンテスト前夜まで待つことができることを示唆した。7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、今シーズン限りでメルセデスF1との契約が満了となるが、まだ新しい契約は結ばれていない。
メルセデスF1は12月18日(金)に将来における重要な決定を発表。ダイムラー、イネオス、トト・ヴォルフがチームの株式のそれぞれ3分の1の同様に保有する所有者となり、トト・ヴォルフは今後3年間チーム代表を継続することが発表された。メルセデスの発表後、ルイス・ハミルトンの契約発表も差し迫っているように見えた。メルセデスは、ルイス・ハミルトンの「来年もここにいる計画だ。来年もここにいたい。僕たちはチームとして、スポーツ内だけでなく、その外のことでさえ、一緒にもっとやれることがあると思うし、もっと達成できることがあると思う」というコメントを伝えた。しかし、トト・ヴォルフはまだ急いではいないようであり、メルセデスはルイス・ハミルトンとの新しい契約条項を整理するに2021年のプレシーズンテスト前夜まで時間を与えていると語った。「私の見解では、過去7年間のチャンピオンシップの連覇は非常に成功したものであり、継続しない理由はない」とトト・ヴォルフは記者団に語った。「彼(ハミルトン)は絶頂期にいるし、しばらくの間それが続くだろう。だからこそ、一緒に続けることに頭を悩ませることはない」「なぜ我々は契約にサインしないのか? 理由は簡単だ。我々は常にこのチャンピオンシップを成し遂げることを優先し、交渉の性質を考え、難しい議論に時に気を取られないようにしてきた。しかし、その後、新型コロナウイルスが発生した」「それで少し遅れたが、最終的に契約を成立されることを心配してはいない」「まだサインはされていないが、メディアからのプレッシャーに晒されたくはないので、契約書に特定の日付を入れていない。遅かれ早かれ、それを行う必要がありる。遅くともテストに行くまでにね」メルセデスのオラ・ケレニウス会長も、ルイス・ハミルトンにF1チームで続けてもらいたいが、“それを成し遂げる”のはトト・ヴォルフだと一任している。「ルイス・ハミルトンは最高、もしくは史上最高のレースドライバーの一人だと思っている。彼のことは10代の頃から知っている」とオレ・ケレニウスは語った。「彼が最高のドライバーになるために自分の人生をどれほど捧げてきたかに関して言えば、彼の献身とプロ意識は注目に値し、称賛に値すると思う。そして、彼はナイスガイでもある」「したがって、我々はこのパートナーシップを継続したいと思っている。そして、それを成し遂げることはトトに任せてある」
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