メルセデスは、F1チームとAMGブランドとの間でより緊密な提携を行うとし、F1へのコミットメントを再確認した。ダイムラーは10月6日(火)に投資家に対してメルセデス・ベンツの戦略を発表。パフォーマンスブランドであるAMGとF1チームとの間での関係を強化する計画を明らかにした。
また、フォーミュラEにも参戦しているメルセデスは、様々な新車を含む電動化への全面的な取り組みについて概説した。最近、メルセデスのF1チーム代表であるトト・ヴォルフとダイムラーのCEOであるオラ・オラ・ケレニウスは、ダイムラーがメルセデスF1チームを売却する準備をしており、エンジンサプライヤーとしてF1に留まるとの報道を否定している。だが、8月にメルセデスは新しいコンコルド協定にサインして、2025年までの参戦にコミット。メルセデスのF1への取り組みは、2021年シーズン限りでF1から撤退するというホンダの発表に続いて行われた。火曜日の投資家の説明の中で、オラ・ケレニウスは「F1の技術開発をパフォーマンスハイブリッドに使用し、将来的には他のエキサイティングな技術に取り組み、それをAMGの市販車に取り入れていく」と述べた。「我々はプロジェクト1にF1パワートレインを採用し、それを公道に置いている。したがって、今後AMGでF1をさらに活用するのは我々にとって自然なことだ」AMGは、チームの公式F1エントリー名にすでに登場しているが、今後はF1マシンで現在よりも存在感のある大きなロゴで露出されると理解されている。メルセデスは、今年、F1でダブルタイトル7連覇という前例のない偉業を達成することが確実となっている。コンストラクターズ選手権では快適なリードを維持し、ルイス・ハミルトンはドライバーズ選手権でバルテリ・ボッタスに44ポイントのリードを築いている。