メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2020年のF1世界選手権はレッドブル・ホンダとフェラーリが絡んだより厳しい戦いになると語る。2020年はF1レギュレーションが安定しているため、メルセデスからタイトル奪還を狙うライバルチームは、2019年から開発を継続することができる。
トト・ヴォルフは「常に我々はレギュレーションをそのままにしておけばパフォーマンスが収束するという立場を貫いてきた。少なくともサイコロを投げて何か新しいものを導入するよりも収束が起こる可能性が高い。我々はそれを目にしてきたと思う」と語る。「現在、レースに勝てるチームが3つあると言っても過言ではない。もし、物事がうまくまとまれば、チャンピオンシップに勝てるだろう」一方、マクラーレンは145ポイントを獲得してランキング4位という2012年以来で最も成功をシーズンを過ごした。トト・ヴォルフはマクラーレンも2020年に戦うに加わってくる可能性があると考えている。「マクラーレンは大きくキャッチアップした。おそらく全チームで最も急なパフォーマンス上昇だったかもしれない。私の意見ではマクラーレンもそこにいることになるだろう」「そのため、2020年ははるかに厳しいシーズンになるとみている」2019年のF1世界選手権で、メルセデスは15勝、10回のポールポジション、17回の表彰台を獲得し、F1史上最多の739ポイントを獲得してシーズンを終えている。だが、トト・ヴォルフは「1つのチームが10勝や12勝を挙げるようなシーズンにはならないだろう。だが、当然ながら、我々は弱点を最適化し、好パフォーマンスを維持するためにあらゆる手を尽くしていく」との絵bた。