メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、6回目のコンストラクターズタイトルを今年初めに亡くなったチームの元エグゼクティブチェアマンであり、3度のF1ワールドチャンピオンであるニキ・ラウダに捧げた。F1日本GPではバルテリ・ボッタスが優勝して25ポイント、ルイス・ハミルトンが3位+ファステストラップで16ポイントを獲得。2位のフェラーリとの差を177ポイントとし、残り4戦の最大ポイントである176ポイントを上回ったことでタイトルが確定した。
「気分がいい。6~7年前にこの旅に出たとき、我々はもっと定期的にレースに勝ち、そしてチャンピオンシップを争いたいと思っていた。6年が経ち、チャンピオンシップ6連覇だ」とトト・ヴォルフは Sky Sports F1 にコメント。「関係者全員がとても幸せだと感じている。舞台裏で多くの苦労がありました。痛みを伴う瞬間もたくさんあった。だが、チームはそのたびに自分自身を取り戻すことができた」「プレッシャーは大きい。トップで戦っていると言うことができるかもしれないが、自分自身の目標を高く設定し、自分たちへの期待を高めているのが真実だ。そして、それらの期待に合わないことは非常につらいものだ」「このチームはとても強くなった。今朝のようにうまくいかなかったときも立ち上がることができた。そして、それは我々が取り組んでいく必要があるものだ」「ブラックリーとブリックスワースのみんながこの偉業のために信じられないほど必死に頑張ってくれた。彼らには感謝してもし足りない。また、常に我々の味方でいてくれたダイムラーおよびペトロナスの継続的なサポートなくして達成することはできなかった」「このチャンピオンシップ6勝目はとりわけ特別なものになる。我々はこれをニキ(ラウダ)に捧げる。彼は当初から重要な役割を果たし、全員が心底恋しく思っている。私は毎日彼を思い、もう彼がここにいないということをいまだに信じられずにいる。私は今でも『ニキならどう言うだろう、ニキならどう思うだろう?』と考え続けている」「今日はおそらく『6勝目はめでたいが、来年のチャレンジが待っているぞ』と言われるのではないだろうか。これは、我々が決して現状に甘んじることがないようにする彼なりのやり方だ」「今日は気持ちの上でジェットコースターのようだった。今朝は予選で十分な速さが出せずにがっかりしたが、今はレースに勝ち、両選手権を制した。まだ完全に実感できていないがね」
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