メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、今週末のF1シンガポールGPもフェラーリとレッドブルとの接戦になると予想している。夏休み後の2連戦ではフェラーリが連勝。だが、それはフェラーリに有利なパワーサーキットだったためだと考えられており、低速のシンガポールGPでは再びメルセデスが強さを発揮すると考えられている。
それでもメルセデスは2戦連続でダブル入賞を果たしたが、トト・ヴォルフは満足はしておらず、シンガポールGPでも再び接戦になると予想。勝つためにプッシュしていくと主張する。「夏休みから戻り、最初の2つのレースは我々にとって困難なものになることはわかっていた」とトト・ヴォルフは語る。「最終的に我々は2つのダブル表彰台と67ポイントを獲得した。それは強力なダメージリミテーションであり、予想以上のものだった。しかし、スパとモンツァは我々を満足させず、ブリックスワースとブラックリーの全員がより多くの勝利を求めていてプッシュしている」昨年のシンガポールGPではルイス・ハミルトンは優勝したが、伝統的にレッドブルとフェラーリはタイトで曲がりくねったストリートサーキットで力強いパフォーマンスを見せてきた。「次のレースは、壮大なナイトレースセットであり、スポーツの素晴らしいショーケースであるシンガポールに向かう。オフセットスケジュールと気候により、チームにとって厳しい週末となる。ガレージ内の温度は軽く40度以上に達することがあるし、湿度も高い。仕事をするのは厳しい環境であり、ドライバーとマシン自体にとってもチャレンジングだ」「長い間、シンガポールは我々が最も苦手とするトラックのひとつだったが、我々はそこからいくつか抜け出し、昨年は好パフォーマンスを発揮した。しかし、シンガポールのようなトラックにホームランはない。この非常に特殊なトラックレイアウトでマシンと今年のタイヤを理解する必要があり、週末へ向けたアプローチに絶対はない。シンガポールの照明の下でのハードな戦いを楽しみにしている」関連:2019年 F1シンガポールGP テレビ放送時間&タイムスケジュール