メルセデスF1チームは、新しい非常勤会長と非常勤執行取締役を発表した。今年5月、非常勤会長を務めていたニキ・ラウダが逝去。また、非常勤執行取締役を務めていたオラ・ケレニウスは、親会社であるダイムラーの新社長に就任していた。
今回の人事では、2019年3月11日から非業務執行取締役を務めていたメルセデス・ベンツ・カーズ・生産・サプライチェーン部門取締役のマルクス・シェーファーが非常勤会長に就任し、ダイムラーAG経営企画副社長のフランク・マルクス・ウェバーが非業務執行取締役に就く。 マルクス・シェーファーとフランク・マルクス・ウェバーに加えて、メルセデスF1チームの役員には、メルセデス・ベンツ・カーズ・マーケティング販売責任者のブリッタ・シーガー、チーム代表兼CEOであるトト・ヴォルフ、ヴォルフのビジネスパートナーで『next.march』のマネジングディレクターのルネ・バーガーが名を連ねている。トト・ヴォルフは「親会社のコミットメントがチームの成功の基盤となっており、この先もずっと継続されていく」とコメント。「F1へのサポートは常にチームの役員会に反映されており、ダイムラーのリーダーシップからも強力な説明がある。マルクスとフランク・マルクスの就任を通して今後もずっと続いていく」 「F1はメルセデスにとって世界規模のパワフルなテクノロジーかつマーケティングプラットフォームであり、当社の価値と競争力の貴重なショーウインドウだ」