バルテリ・ボッタスの2020年のメルセデスF1チーム残留は不確実なままだ。今年、バルテリ・ボッタスは開幕戦で優勝という最高のスタートを切ったが、それ以降はルイス・ハミルトンの後塵を拝している。F1オーストリアGPでは、3位表彰台を獲得したボッタスだが、ハミルトンとの差は31ポイントとなっている。
バルテリ・ボッタスの契約は今シーズン末となっており、メルセデスの育成ドライバーのエステバン・オコン、さらにはマックス・フェルスタッペンの電撃移籍まで噂されている。メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、バルテリ・ボッタスは自分の居場所を確保するために何をしなければならないかをわかっているとはずだと語る。「全てのF1ドライバーは期待されたパフォーマンスを届けることができなければ、常に他のドライバーに自分の居場所を奪われる可能性があることをわかっている」とトト・ヴォルフは Motorsport-Total.com にコメント。「バルテリはパフォーマンスを発揮しなければならないことをわかっている。彼はチャンピオンシップに勝てるチームにいるし、彼もチャンピオンシップに勝ちたいと主張している。予選ではボッタスはルイスとほぼ同等だと思うし、彼は自分の強さとスピードに気づき、レースでそれを生かすべきだ」F1オーストリアGPではマックス・フェルスタッペンがバルテリ・ボッタスをあっさりとオーバーテイクしている。それはトト・ヴォルフに感銘を与えなかったが、状況は理解していると語る。「ライオンのように自分を守ることはできるが、1.5~2秒遅いクルマの場合、食われるのは時間の問題だ」とトト・ヴォルフはコメント。「皆さんもマックスがどれだけ早くシャルルに追いついたかを見たと思う。バルテリがフェルスタッペンにそれほど早く追い越されなかったら、彼はもっと多くの時間を失っていただろうし、おそらくレースの終わりにセバスチャンに殺られていただろう」