メルセデスは、ニキータ・マゼピンをF1スペインGP後にカタルニア・サーキットで行われるインシーズンテストに起用する。昨年のGP3を2位で終え、今年はF2に参戦するニキータ・マゼピンは、ロシアの肥料会社ウラルカリの会長を務めるドミトリー・マゼピンを父に持ち、プライベートテストで2017年仕様のメルセデスのF1マシンでの複数回もテストを予定している。
F1ルールの一環として、全チームは4日間のインシーズンテストの2日間で2レース以下の若手ドライバーを起用しなければならない。メルセデスは、バーレーンで行われたインシーズンテストでは育成ドライバーのジョージ・ラッセルを起用したが、すでに上記の条件を満たしてないため今回は若手ドライバーとして起用することはできない。同じ育成ドライバーのエステバン・オコン、開発ドライバーのエステバン・グティエレスも同様の条件で起用することはできない。メルセデスは、バルセロナテストの初日はバルテリ・ボッタスを起用。ニキータ・マゼピンは2日目に走行を担当する。ロシアの大富豪であるドミトリー・マゼピンは、昨年フォース・インディアの買収に動いており、今年はウィリアムズの買収が噂されるなど、息子のF1への道を築こうとしている。
全文を読む