メルセデスは、F1ベルギーGPの予選で、ルイス・ハミルトンが今シーズン6回目となるポールポジションを獲得した。PU交換によるグリッド降格が決定しているバルテリ・ボッタスは、ハミルトンをアシストするためにQ3に駒を進めたが、雨が降ったため計画を断念し、最終的にタイムを出さずに10番手で終えた。
ルイス・ハミルトン (1番手)「ウェットで走るのは本当に大好きだけど、今日のコンディションがいかに難しいかったかを言葉に置き換えることはできないと思う。僕たち全員が慎重になっていたし、ロックアップしないことをとにかく祈っていた。Q3ですぐにスリックからインターに履き替えたので、トラックのどの部分がグリップを見つけてドライでどの部分が濡れているかを理解するためにトライできるラップは少ししかなかった。ターン1でオースオフして、次のラップのターン12でもコースオフしてしまったので、終了間際に乾いてきていた路面で仕事を完了させるためのラップは1周しか残っていなかった。ペースがあることはわかっていたし、とにかく正しいバランスを見つけなければならなかったし、コーナー毎にバランスが違った。そのようなドライビングは出し好きだけどね。実際、ドライのままでも僕たちは戦えていたと思う。接戦になるのはわかっていたけど、ぎりぎりフェラーリ勢の前に出られるかもしれないと思っていた。ここまで彼らは数戦で本命だったけど、僕たちはなんとか前に出てきた。昨日のセバスチャンのロングランのペースはとても強そうだったし、明日はタフなレースになるだろう。僕たちに勝つためのペースがあるかどうかはわからないけど、僕が得てきたすべてを出し切るつもりだ。1周目のレ・コームまでの距離は長いし、フェラーリ勢がストレートで信じられないくらい速いことはわかっている。明日はどのような展開になるか見てみなければならない」バルテリ・ボッタス (10番手)「今日の午後はちょっと変な気分だった。グリッド後方からスタートするので結果があまり重要ではないとわかっているときは予選に全然違うアプローチをとる。実際、当初はQ1だけ走る計画だった。セッション直前にいい計画を変更して、ルイスに少しでもスリップストリームを使わせることができたばと考えたけど、そのあとQ3で雨が降り始めたので、最終的にそのアイデアは断念した。ありがたいことに、それがレースのスタートで装着したいソフトタイヤで予選を行うという当初の計画を妨げることはなかったし、明日のレースを楽しみにしている。可能性はあると確信している。このトラックにはオーバーテイクするチャンスがあるし、僕たちにはここでとても良いクルマがあるので、チャレンジを楽しみにしているし、少しは楽しめると思う」関連:F1ベルギーGP 予選 | 雨の混乱のなかルイス・ハミルトンがPP獲得