メルセデスがF1フランスGPに投入した“フェーズ2.1”パワーユニットは1周あたりコンマ2秒の改善を果たしているという。メルセデスは前戦F1カナダGPで“フェーズ2”パワーユニットを投入する予定だったが、信頼性に懸念が生じたため延期。今週末のF1フランスGPでさらに改善を加えた“フェーズ2.1”と呼ぶ新スペックを投入した。
「1レース遅れたが、今使用しているのは新しいエンジンだ」とメルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダはコメント。金曜日に行われたフリー走行では、ルイス・ハミルトンが両方のセッションでトップタイムを記録。新しいエンジンは“クリーンでフレッシュ”に感じたとの感想を語っている。「その差はコンマ1~2秒くらいあるだろう」とニキ・ラウダは付け加えた。以前、ニキ・ラウダは、現在F1で最速のパッケージはフェラーリであることは“明白”だと語っていた。「他が何をやっているかは誰にもわからないし、我々のエンジンがここでうまく機能することを願っている。ポールポジションに戻れることが重要だ」とニキ・ラウダは続ける。「新しいエンジンを送れて投入したのは、確実であることを望んだからだ。だが、アンディ・コーウェルは完璧な仕事をしている」「我々が望んでいることは、我々のエンジンが挽回する助けになることだ。前回のレースでは他の全員が改善していたからね」