メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、パスカル・ウェーレインが2018年のメルセデスF1チームの“テストドライバー”を務めることを確認した。メルセデスの育成ドライバーであるパスカル・ウェーレインは、2016年にマノーでF1デビューして弱小チームでポイントを獲得。昨年はザウバーに移籍して再びポイントを獲得していた。
しかし、ザウバーはアルファロメオとタイトルスポンサー契約を結び、フェラーリとの提携を強化。フェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールを2018年のドライバーに起用し、パスカル・ウェーレインはF1シートを失うことになった。トト・ヴォルフは、パスカル・ウェーレインが引き続きメルセデスのドライバープログラムの支援を受けることを明らかにした。「我々は2013年からパスカルをサポートしており、彼は2015年にDTMで勝利してF1のチャンスを手に入れた」と Sport Bild にコメント。「その後、彼はマノーとザウバーでF1で決して容易ではない2年間を経験した」「だが、我々は2018年も彼を我々のレースファミリーにキープするし、2019年にF1のためのドアをオープンにしていくために、メルセデスでのF1テストドライバーとしての役割もオファーしている」