メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、他のF1チームと密接に提携するというフェラーリの動きを同社も採らざるを得なくなるかもしれないと語る。すでに2016年にフェラーリとの密接なパートナーシップでF1に参戦したハースは、ある種フェラーリの“Bチーム”だと捉えられている。
ハースは、フェラーリのマラネロの風洞の使用、最新仕様のエンジンと“リスト化されていないパーツ”として知られる自チームでは設計していないコンポーンネントをフェラーリから供給されている。さらに、フェラーリは2018年にアルファロメオをタイトルスポンサーにすることでザウバーも囲い込んだ。「セルジオ・マルキオンネとマウリツィオ・アリバベーネは頭のよい男だと思う」とトト・ヴォルフは Turun Sanomat に語る。「すでにハースはフェラーリに技術的メリットを提供しているが、ザウバーと起こっていることはさらに目を見張るものだ」「そのような同盟は我々にとって脅威になる可能性がある」「自身のチームの機能には干渉されたくないものであり、そのようなことをするのは簡単なことではない。だが、我々はインテリジェントな計画を求めており、常にアンテナを張っておかなければならない」Turun Sanomat は、メルセデスは、カスタマーのフォース・インディアとウィリアムズとの提携拡大を視野に入れている可能性があると報じる。フォース・インディアはオーナーのビジェイ・マリヤがインドで法廷問題に直面しており、ウィリアムズも副チーム代表のクレア・ウィリアムズがチームの株式を買収しようとしていることは“秘密ではない”とされている。