メルセデスは、マクラーレンへのF1エンジン供給の噂について何も語ろうとしない。冬季テストでホンダのF1エンジンに信頼性トラブルが多発したことで、3年目を迎えたマクラーレンとhンダには決別の危機が報じられている。F1オーストラリアGPでは、ホンダに大きな信頼性トラブルは発生しなかったが、予選でのスピードトラップではストフェル・バンドーンが最下位、フェルナンド・アロンソは下から3番手だった。
フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンはレース後、マクラーレン・ホンダのF1マシンが“グリッドで最下位”と口を揃えており、少なくともチーム内の雰囲気はグリッドで最下位にいる。マクラーレンは、エンジン供給の可能性についてメルセデスに打診したとされており、実際にダイムラーと個人的な付き合いがあるマクラーレンの株主であるマンスール・オジェが、メルセデスにF1エンジン使用について問い合わせたとも報じられている。マクラーレンとホンダは、この噂について否定している。「噂は噂だ。我々のパフォーマンス、特にテストセッション中のパフォーマンスがそのような噂を作り出したんだと思う。いいや、そのようなものはない」とエリック・ブーリエはコメント。「もちろん、我々は回復し、キャッチアップするためにあらゆるオプションを検討している。我々が期待し、望んでいるポジションにいないのは確かだ。なので、我々はホンダと共にそれに懸命に取り組んでいる」とコメント。ホンダの長谷川祐介も「私も同じです。噂は噂に過ぎません。もちろん、冬季テスト後はチームやドライバーから強いプレッシャーがありました。我々は引き続き改善に努めています」と述べている。メルセデスは、カスタマーのマノーがF1から撤退したことで、もう1チームにエンジンを供給するリソースはある。Sky Sport F1 の解説者を務めるマーティン・ブランドルは、マクラーレンへの供給の可能性について直接メルセデスのF1責任者であるトト・ヴォルフに尋ねたが、トト・ヴォルフは何も語ろうとはしなかった。「我々にとっては、公平な競争の場があり、F1に多くのメーカーがいることが重要だ」とトト・ヴォルフは述べた。
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