メルセデスにとってバルテリ・ボッタスとの契約は間違いなく複雑な問題だった。バルテリ・ボッタスの契約はパフォーマンス次第で延長するオプションはあるものの、2017年末までの1年契約だと噂されており、メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフもそれを示唆している。「我々にはいくつかの選択肢がある」とトト・ヴォルフは Sky Sport News HQ にコメント。
「我々には、ランクを上げつつあるパスカル(ウェーレイン)とエステバン(・オコン)といった素晴らしいジュニアドライバーがいる」「だが、彼らにはもう少し時間が必要だし、我々にとっては選択肢をオープンにしておくことが重要だった。バルテリはそれを十分承知している。彼に必要なのは、速さを見せ、優れたパフォーマンスを発揮することだ。そうすれば将来は彼のものだ」だが、バルテリ・ボッタスが結果を出せなかった場合、メルセデスのジュニアドライバーのひとりを昇格させるというのは決して既定路線ではない。2018年には、セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソといったドライバーがフリーとなり、メルセデスが獲得に動く可能性は十分にありえる。バルテリ・ボッタスは、2017年にチャンピオンシップを何位で終えるかに関係なく、ルイス・ハミルトンとの相対的なパフォーマンスで判断されることになりそうだ。「バルテリにはすべての要素が揃っている。彼はこれまでチャンピオンシップに挑戦できるマシンに乗ったことがない」「異なるステップであり、正しい方向に進歩する者もいれば、そうでない者もいる。だが、バルテリは間違いなく接戦を演じるだろう」
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