メルセデスは、ニコ・ロズベルグの後任について来年まで発表することはないと認めた。当初はクリスマス前までにニコ・ロズベルグの後任を決めたいとしていたメルセデスだが、決定は難航。メルセデスの広報担当は、チームが1月3日に仕事に戻るまで発表はないと Sky Sport に述べた。
ニコ・ロズベルグの後任候補として、フェルナンド・アロンソやセバスチャン・ベッテルといった名前が挙げられていたが、二人とも2017年の移籍は否定。メルセデスには育成ドライバーのパスカル・ウェーレインがいるが、まだチャンピオンチームのドライバーを務める器ではないと判断しているようだ。現在は、ウィリアムズのバルテリ・ボッタスに照準が定められているとされている。メルセデスは、ウィリアムズにエンジン供給価格の値下げとパスカル・ウェーレインという条件をオファーしたが、ウィリアムズはそれを拒否。その後、メルセデスは、エグゼクティブディレクターを務めるパディ・ロウを2017年からウィリアムズで働けるとようにするという条件を加えて交渉しているとされている。ウィリアムズは、バルテリ・ボッタスの放出に備えて、F1引退を表明していたフェリペ・マッサに引退を1年延期するよう交渉していると報じられている。