メルセデスのスタッフが、銃を持った2人組に襲われるという事件が起こった。メルセデスのスタッフ2人は26日(水)、手配された運転手がハンドルを握る車でメキシコシティ空港からメルセデスの宿泊先であるホテルに向かう途中に銃を持った2人組に襲われ、財布と時計を奪われた。幸いにもスタッフに怪我はなかったという。
どちらもスタッフもチームウェアは着ておらず、運転手を含めけが人はいなかったが、日曜日の決勝レースを前にセキュリティ面の懸念が高まっている。被害にあったメルセデスのスタッフは、レースのためにメキシコにとどまることを選んだという。 メルセデスの広報担当者は「水曜日に空港から街に移動中、酷い渋滞の中でチームメンバーの1人が強盗に遭い、財布と時計を盗まれました。肉体的なケガなどはありませんが、メンバーは明らかに恐怖を覚えています」とコメント。 広報担当者は、メルセデスがさらなる安全面の対策を講じるかについては詳細に語らず、被害に遭ったメンバーの名前も明かさなかったが、幹部ではないとのことだ。イギリス政府が発行した最新の渡航安全ガイドラインでは、メキシコにおける犯罪や暴行が“深刻な問題”になっているとされており、渡航者に向けては“乗用車のドアにカギをかけ、窓は閉めておくこと、とりわけ信号時には注意する”よう促している。